OACU手引き


大学生活はクラブ活動で大きく変わる!

 

学長 畑 山 浩 昭

 

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。

私も桜美林大学の卒業生です。かなり楽しい学生時代を過ごしましたが、唯一後悔していることは、クラブ活動に参加しなかったことです。1980年代のことで、鹿児島から上京して一人暮らしをしていたこともあり、アルバイトやロックバンドなど、学外活動を優先してしまいました。入学当初は大学のクラブ活動に参加しないことを気にもしていなかったのですが、クラブ活動に参加している友人の話を聞いたり、体育会系の試合や文化部のイベントを観たりする中で、喜怒哀楽の瞬間や、仲間同士で歓喜する様子などに触れ、自分もクラブに参加しておけばよかったと思うようになったことを今でもよく覚えています。

もちろん学生の本分は勉学に勤しむことですが、大学のクラブやサークルは、その実際の活動の中から一人ひとりが学び取れる、何かとてつもなく大事な価値を与えてくれる場所です。同じ目的や価値を共有し、学年や学群を超えた人の集まりで取り組む活動は、教室内の座学ではとても得ることのできない経験を生み出し、また、卒業後の社会人としての生活の土台にもなります。試合で逆転サヨナラのゴールを決める、舞台で大喝采を浴びる、勝って涙を流して喜ぶ、負けてこぶしを握りしめる、そして、一緒に苦労した友人たちと肩をたたきあう。あれこれ考えないで、これはと思ったクラブがあったらぜひ、あなたも参加してください。クラブ活動を通して、貴重で素敵な経験を積み上げていくことになるでしょう。

幸いにも桜美林大学は大きな規模の大学で約1万人もの学生がいますので、OACUにも、体育会系、文化会系合わせて40団体の部活動があります。全国レベル、世界レベルで好成績を収めているクラブもあります。本冊子にはそれぞれのクラブの活動内容が詳細に紹介されていますので、魅力的なクラブがあったら、そのドアをノックしてください。先輩たちが、あたたかく迎えてくれます。

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