私は長いこと大学にいる。
桜美林大学に学生として4年。アメリカの大学に合計7年。そしてまた、大学に勤めて20年。
かれこれもう30年、大学にいることになる。
80年代から大学で過ごしてきたが、ずいぶん大学は変わった。自分の学生時代と比べると、今の学生の生活は「全く」異なると言ってよい。今の学生は本当に真面目だし、勉強するし、また、大学も本当に真剣に教育に取り組む。
しかし、もし今、自分がまったく大学とは関係ない仕事をしながら自分の子供を大学に預けることになっていたら、ひょっとして大学というものを誤解していたかもしれない。あまり信用していなかったかもしれない。
というのも、自分の大学時代は本当によく遊んでいたし、大学は人生の付録、みたいな生活を送っていたから。その感覚のままで今の大学を認識しようとすると、とんでもない誤解が生じることになる。
でも、多かれ少なかれ、そんなことがいろんな場所や場面で起こっているのではないか?企業での学生の面接の話や、巷の大学論を聞いていると、時々そんな気になる。
大学って信用されてないのかもしれない。誤解されているかも。
大学の価値や魅力をきちんと実感してもらえるように、頑張る所存。。。