オラトリオコンサート挨拶

「オベリンナー・カントライ」は、桜美林大学オラトリオ・プロジェクトのもとに活動する合唱団です。毎年春から11月のコンサートまでの期間、宗教音楽作品の合唱練習に取り組み、その味わい深さに触れつつ音楽を積み上げる喜びを共有する集団です。一般の参加者と桜美林大学の学生や教職員が結集し、力を合わせながら活動を続けています。

おかげさまで2009年度から始めたこのプロジェクトも今回で10回目を迎えることとなり、今年は10周年記念コンサートとさせて頂きました。これまで様々な形でこの活動を支えてくださった多摩市文化振興財団、多摩市、町田市、相模原市、八王子市の皆様に改めまして感謝申し上げます。

このプロジェクトのリーダーであり指揮者を務めるのは、本学芸術文化学群の植木紀夫教授です。植木氏は、教会音楽家A級ドイツ国家資格(カントール)を保持する国内では数少ない教会音楽の専門家であり、オルガニストでもあります。今回はまた、本学を代表する教授陣や卒業生も演奏に加わります。

これまで、ハイドン、モーツァルト、ブラームス、メンデルスゾーンなどの楽曲に取り組んで参りましたが、今年の演目はバッパの「ミサ曲ロ短調」の大曲で、ラテン語で歌い上げます。どうぞご期待ください。

桜美林大学はキリスト教精神に基づく国際的な教育を行う大学ですが、今後ともこのような活動を通して地域の皆様と交流を深めていきたいと考えております。引き続き、ご支援賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。本日はご来聴頂き、誠にありがとうございます。

桜美林大学学長

畑山浩昭

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