朝の会 2020.2.13


先週の土曜日に映画「パラサイト」を観ました。妻に誘われて、南大沢の駅まで散歩して、映画館に入って観たのですが、どんな映画かもよく知らず。その時は、映画が始まっても、まばらなお客さんでした。

その数日後だったかな、アカデミー賞を受賞したという報道は。

今日のニュースでは、上映会場をいっきに増やしたとのことで、これから観る人が多くなりますね。

パラサイトは、最初は喜劇っぽく、途中で急に悲劇に変わり、最後には強烈な社会風刺という展開。

さて、物語はいつも、何か新しい出来事が起こりますね。始まりは、日常の風景から入るのですが、ある日何かしらの特別な出来事、事件が起こります。そして、主人公が、何かしらの問題や課題の解決のために立ち向かうことに。

そして、非日常の生活が始まり、紆余曲折して、解決までの階段を一歩一歩進むという感じ。

いいところまでいくのですが、急に大きな困難が現れ、原点に後戻り。どん底に突き落とさる。。。。。

でも、何かしらのヒントが芽生えたり、助ける人がでてきたりして、再度、立ち上がり、準備を整えてチャレンジする。ここからクライマックスへと。

なんとか問題を解決して、いろいろな課題も回収され、そしてまた平和な日常に戻る。

ただ、主人公は、この物語が始まる時と比べると、大きな困難を乗り越えた結果、大きく成長し、あるいは変化した人物として、新たな日常を過ごすことに。

そう考えると、自分たちも、かなりの物語を生きています。もちろん、自分が主人公で、平和な日常に、次々と問題や課題が発生しますね。仕事場でも家庭でも、パブリックでもプライベートでも。

それらをクリアーしながら、平和な日常を取り戻そうとすることも、映画や小説の物語と一緒です。なので、自分たちも、それなりに成長したり変化したりしているのです。

今やってることを、それとして捉えるのではなくて、大きな物語の一部だと捉えることが、主人公としての自分たちを、成長させ、変化させると思います。コンテクストに位置付けることが大事なのです。

恐れないで、前に進みましょう。

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聖書箇所: 旧約聖書 ヨシュア記 1章 5節と9

賛美歌: 537 眠りからさめよ


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