【コラム】学而事人と草の根プロジェクト① 学生はどんな活動をしているか

草の根国際理解教育支援プロジェクト(草の根プロジェクト)です。2019年度も残り2ヶ月をきりました。さて、私たち草の根プロジェクトの今年度中のアウトリーチ教育プログラムは、3月までの実施予定を含めると、その実績は計96件となります。これらの多くの活動において、学生たちが大きな力となっています。今年度は24名の学生たちが、学内外におけるワークショップや出張博物館の実施にのべ134回携わりました(3月の予定も含む)。学生スタッフは本プロジェクトの活動に参加することで「人々の学びに貢献したい」という動機で集まっています。しかし、学群・学年(年齢)・専攻、国籍や言語などの背景は異なります。この多様な彼らが互いに協力しながら、それまで個々に培ってきた力を活かし、学内外における教育支援に取り組んでいます。学生としてさまざまな現場に貢献するこうした取り組みは、まさに本学園モットーの「学而事人」(学んだことを人々や社会のために役立てる)を実践するものといえるでしょう。そこで、本プロジェクトにおける学生の学内外の教育活動への貢献とその活動について、今回から4回シリーズでご紹介していきます。
今回は、世界各国の実物を体験的に活用するアウトリーチ教育プログラムにおける学生の役割です。
 
“【コラム】学而事人と草の根プロジェクト① 学生はどんな活動をしているか” の続きを読む

【報告】2019年12月20日(金)に博物館教育論で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました

12月20日(金)の2時限に博物館教育論(ご担当:石渡尊子先生)で本プロジェクトが世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。今回はワークショップの全体的な流れを追いつつ、活動の一端をご紹介します。

さて、博物館には以下4つの機能があるということをご存知でしょうか。

  • 資料の収集・保管
  • 調査研究
  • 展示
  • 教育普及

この科目では、これらのうち博物館の「教育普及」に焦点をあて、博物館における教育活動や博物館と学校教育とが連携した取り組みである「博学連携」等を学びます。本プロジェクトは、収集した世界各国の実物資料を活用した教育活動を、現場に応じたさまざまな形で提供することによって学内外の教育に貢献しています。この日の授業では、こうした事業に取り組む本プロジェクトを一つの博物館と見立て、学内における博学連携の取り組みとして捉えます。このワークショップの目的は、博物館教育論の履修生たちにとって、草の根プロジェクトが具体的な事例として学びの素材とすることにあります。

“【報告】2019年12月20日(金)に博物館教育論で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました” の続きを読む

2019年11/8(金)に生涯学習概論で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました

本学の授業である「生涯学習概論」の担当教員からの依頼で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。今回の学習目的は、約40名のクラスに学習形態の一つである「ワークショップ」について、その教育的異議や効果などを実体験から理解すること。講義形式による学習ではなく、学習者の参加・体験と他の学習者との協働やコミュニケーションによって成り立つ社会構成主義的な学びとは、どのような学びであるのかということを、本プロジェクトのワークショップへの参加よって履修者が自らの体験を通じて学ぶ機会となるよう目指しました。

“2019年11/8(金)に生涯学習概論で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ(帝京大学教育学部中山ゼミ):2019年6月27日(木)

2019年6月27日(木)他大学のゼミを対象にしたワークショップを本学で実施しました。これは本プロジェクトにとって初めての試みです。訪問されたのは帝京大学教育学部の中山京子先生のゼミのみなさんです。ゼミの活動の中で、本プロジェクトをホームページで知ったという学生さんを通じ、ゼミ内でその関心が共有されたそうです。本プロジェクトについて知る中で、ワークショップの体験を希望され、依頼を受けました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ(帝京大学教育学部中山ゼミ):2019年6月27日(木)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ(町田市立図師小学校ずしっ子いいとも):2019年7月31日(水)

2019年7月31日(水)に町田市立図師小学校の「ずしっ子いいとも」からのご依頼で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。「ずしっ子いいとも」は、町田市放課後等子ども遊び場見守り事業「まちとも」の図師小学校における名称で、日頃から子どもたちの居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます。今回は、夏休み中の特別活動としてご依頼を受け、世界のけんだま、コマ、すごろくの体験と工作を体験するワークショップを実施しました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ(町田市立図師小学校ずしっ子いいとも):2019年7月31日(水)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ(「あそびと生活」健康福祉学群):2019年7月18日(木)

2019年7月18日(木)に本学健康福祉学群の授業である「あそびと生活」(福田きよみ先生)において世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。春学期のみ開講されるこの授業へのご協力は、今回で3回目となりました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ(「あそびと生活」健康福祉学群):2019年7月18日(木)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ(相模原市立向陽小学校サマースクール):2019年7月24日(水)

2019年7月24日(土)相模原立向陽小学校のサマースクールの一講座として、世界の実物体験ワークショップ・プログラムを実施しました。同校のサマースクールは地域の協力も得て、普段の授業ではできないようなさまざま分野の体験活動を子どもたちに提供するものです。2013年度に初めて依頼を受けて以来、今年で5年目となりましたが、昨年度は大変な猛暑により中止となったため、2年ぶりの実施となりました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ(相模原市立向陽小学校サマースクール):2019年7月24日(水)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ(相模原市立鶴の台小学校):2019年7月11日(木)

2019年7月11日(木)に相模原市立鶴の台小学校の3年生を対象に世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。今回は、2〜4校時にかけて1クラスずつ計3クラスに3〜4年生を主な対象としたワークショップメニューの「世界のコマの回し方クイズ」を行いました。このワークショップでは、子どもたちにとっても身近な「コマ」を通じて文化の多様性を理解すること、そして回し方を考える試行錯誤のプロセスやコマを回して遊ぶ際のプロセスにおいて、グループで協働的に取り組むことを学ぶ機会とすることを目的としています。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ(相模原市立鶴の台小学校):2019年7月11日(木)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ実施(町田市立真光寺中学校):2019年7月6日(土)

町田立真光寺中学校では、毎年この時期に「国際交流の日」という全校行事を開催しているそうです。32回目の開催となる今年、私たち草の根プロジェクトにもお声がけがあり、3学年のある学級の子どもたちを対象に 世界の実物資料を活用したワークショップを実施しました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ実施(町田市立真光寺中学校):2019年7月6日(土)” の続きを読む

【報告】世界の実物体験ワークショップ実施(博物館教育論):2019年7月3日(水)

本学には博物館学芸員課程が開かれています。学芸員資格の取得のための必修科目の一つである「博物館教育論」では、ご担当の石渡尊子先生からのご依頼で、ワークショップを毎学期実施しています。テーマは本プロジェクトの学校教育に対するアウトリーチ教育プログラムを博学連携の一形態として取り上げるもので、今学期は7月3日(水) に実施しました。本プロジェクトの活動内容、3つのリソースとそれらを活用した5つのアウトリーチ教育プログラム等についての紹介、そして実際に教育現場で行っているアクティビティの体験としてブラジルの「チクタク」を題材にした「伝言工作ゲーム」を組み込み、ワークショップ型で授業を行いました。

“【報告】世界の実物体験ワークショップ実施(博物館教育論):2019年7月3日(水)” の続きを読む