【2021年度活動報告】桜美林学園エクステンションセンター・キッズ・親子講座で4講座開催しました

2021年度秋より、桜美林学園エクステンションセンターのキッズ・親子講座として、本プロジェクトのワークショップを実施しています。文化の秋に開講した第1弾(こちらよりご覧いただけます)に続き、2・3月に開いた全4講座についてご報告します。

第2弾:『スーホの白い馬』のモンゴルってどんなところ?」

2月19日(土)日本の小学校で広く親しまれている『スーホの白い馬』にちなんだクラスです。このお話を国語科で学習する小学2年生の親子を対象に開講しました。学校では見ることができない本物の馬頭琴や羊にまつわる実物資料をじっくり観察しました。馬や羊がモンゴルの人にとっていかに大切で特別な存在であるかを、子どもたちなりに理解できるようなプログラムです。また、日本国内およびモンゴル在住の本学の学生も参加し、親子みんなで交流ました。本ワークショップの詳しいご報告はこちらをご覧ください。

第3弾: 世界のゲーム&留学生のライフヒストリー

3月5日(土)小学1・2年生、3・4年生、5・6年生と学年別の講座を開講しました。「世界のゲームを体験しよう!」と題し、低学年はインド発祥のすごろく「へびとはしご」を、3・4年生は韓国伝統のすごろく「ユンノリ」をそれぞれ体験しました。高学年は、「学ぼう!多様性~留学生の『12歳のわたし』から」と題し、留学生のこども時代の話をベースにした対話型のクラスを開きました。それぞれの発達段階に応じたプログラムですが、いずれも対話型で参加者みんなで交流するワークショップです。この日の詳しいご報告はこちらをご覧ください。

みんなが主役!ユニバーサルデザインの学び

「オンライン講座だと、先生のお話をきくだけの一方通行なものにならない?」「子どもたちは飽きないでいられる?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませ。私たちのお届けするクラスはオンラインであってもワークショップ型です。そして、活動のことばは「やさしい日本語」です。こどもの言語や発達の多様性に配慮した、こどもたちが学びの主役です ワークショップ型の講座です。

相模原市教育委員会より後援をいただきました

なお、今回2・3月に開講した全講座に対し、相模原市教育委員会より後援をいただきました。企画・準備の段階からご支援くださった教育委員会学校教育課のみなさま、講座の案内にご協力くださった市内全小学校の教職員のみなさま、関係者みなさまへこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

こどももおとなも!共に学び育つ

ある講座には、桜美林幼稚園を巣立った小学生が、保護者と弟と共に参加してくれました。また、別のアウトリーチ教育活動で出会ったこどもとの再会もありました。本プロジェクトに関心を持った保護者が「こどもと一緒に参加したい」と考えてくれたそうです。そして、相模原市の後援により、講座案内をしてくださった学校現場の先生が、一人の親として「うちの子にも体験させたい」と申し込んでくれました。 さらに、本学に在籍する学生が自身の弟のために申し込んでくれました。「私が大学で学んでいることを幼い弟にも伝えたい、体験させてあげたい」と言います。こうしてみてみると、いろいろな家庭の思いやニーズが見えてきます。それに応えるのがキッズ・親子講座です。

このような講座は家庭教育に対する支援にもつながるものです。こどもはもちろん、保護者にとっても学びの機会です。草の根プロジェクトの学びは、学校や家庭では出会えないワクワク・ドキドキがいっぱいです。これからもいろいろな方法でたくさんのご家庭に楽しい学びをお届けします。どうぞご期待ください!

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