【近況報告】2021年度も頑張っています!学外編

前回は学内における教育支援活動をご紹介しました。今回は学外からの依頼に応じて実施した草の根オンラインワークショッププログラムについてご報告いたします。

学外における教育支援

2021年度になり、学校教育や社会教育のみなさんからアウトリーチ教育プログラムへのお問合せやご依頼が寄せられるようになってきました。7月に小学校と放課後こども教室の現場でそれぞれワークショップを実施しました。いずれもオンライン会議システム(Zoom)を活用したワークショップです。遠隔で活動の場を共にすることができない環境下にあっても、「すべての子どもが学びの主役として平等に参加・体験する」ことを、私たち草の根プロジェクトは第一に考え学びづくりをしています。

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【近況報告】2021年度も頑張っています!学内編

桜が美しい私たちのキャンパスも、気づけば蝉たちの大合唱に包まれています。2020年1月以来続く新型コロナ感染症とのたたかいが、これほどまでに長く厳しいパンデミックになるとは、どれだけの人が予測していたでしょうか。おそらく多くの人々の想像をはるかに超えるようなインパクトではないかと思います。

このようななかでも、私たちは人間の学び育ち、生きる力を信じています。私たち草の根プロジェクトだからこそできる学びづくりを追及しています。2021年度8月までに取り組んだ活動について報告します。

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草の根プロジェクト2020年度活動報告

 2020年度は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぎながら支援活動を模索し、実践する1年となりました。厚生労働省によれば、一般的な新型コロナウィルスの感染について、「接触感染」と「飛沫感染」の2つが挙げられています。従来の草の根プロジェクトによる対面型のアウトリーチ教育プログラムは、こうした飛沫感染・接触感染を引き起こしやすい活動であったといえます。

 例えば、ワークショップにおいては、学習者がグループごとに実物資料を共有しながらアクティビティに取り組みます。グループ内で互いに実物資料を手に取りながら話し合うため、多くの飛沫が発生します。こうした飛沫に他の学習者が接触したり、飛沫が付着した実物資料を通じた接触感染のリスクは否めません。

コマを回す男の子を手伝う学生スタッフ〜2019年5月に実施した世界の遊びと衣装の出張博物館プログラムにて

 そこで、2020年度はこうしたリスクを避けるため、主に以下のような3つの教育支援活動に取り組みました。

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【お知らせ】モンゴルをテーマにしたオンラインワークショップの新メニューを追加します

 草の根プロジェクトは、新型コロナウィルスの感染を防止しながら私たちが保有するヒト、モノ、チエ・ワザの教育リソース活かした教育支援活動の開発に取り組んでいます。その中心となるのが、2020年9月よりオンライン会議システムを活用した新たなアウトリーチ教育プログラムです。これは、従来実施してきた対面型のワークショップのノウハウをもとに、学習者のみなさんと草の根プロジェクトをネットワークでつないで豊かな教育リソースを活かした学びの機会を提供するものです。この草の根オンラインワークショッププログラムでは、既に4種類のメニューを公開しています。この度追加する新しいメニューをご紹介します。

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【お知らせ】荒木晶子先生の特別授業:11/22(日)桜美林大学ホームカミングデー(校友会)

桜美林大学では、毎年この時期にホームカミングデ-が開催されています。卒業生や教職員OB/OGなど、懐かしい顔ぶれがキャンパスに集います。今年度は今週末11月22日(日)です。今回は、こんなときだからこそ多くの方が気軽に集まることができるよう、オンライン開催が予定されています。そこで、荒木晶子(しょうこ)先生(リベラルアーツ学群教授)による特別授業「帰って来た現代コミュニケーション理論」が開かれます!

「現代コミュニケーション理論」とは、荒木先生がかつて国際学部時代より30年に渡って担当されてきた大人気科目で、その人気は今日でも変わることはありません。

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【お知らせ】10/24(土)・25(日)町田市立国際版画美術館で展示を実施します

10月24日(土)、25日(日)に町田市立国際版画美術館で開催される「第22回ゆうゆう版画まつり」にて草の根プロジェクトがパネル展示を実施します。町田市立国際版画美術館での展示は2018年以来となります。前回は「世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム」を実施しましたが、現在は新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、オンラインワークショッププログラムを除き休止しています。

そこで、今回は接触することなく、文化の多様性に親しんで頂けるよう、実物資料の写真と留学生の生活体験をもとにしたクイズのパネル展示を企画いたしました。

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【お知らせ】10月中に町田市・相模原市で展示を実施します

10月中に町田市・相模原市内の公共施設で展示を行います。例年、秋から冬にかけて地域で開かれる行事と連携して、世界の遊びと衣装の出張博物館を開催してきました。今年は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、残念ながら各行事が中止とされたり、開催形態の変更や縮小がされたりしています。

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【お知らせ】ニュースレター・年報最新号が完成しました

本プロジェクトの『ニュースレター46号』と、『桜美林草の根国際理解教育支援プロジェクトのあゆみvol.8 2019年度』年報)が完成しました。

ニュースレター46号では、新たに公開した非接触型のアウトリーチ教育プログラムである「草の根オンラインワークショッププログラム」について詳しくご紹介しています。オンラインでできるワークショップメニューのほか、どのようにして行うのか、ネットワークの活用方法や手順などについてご覧頂けます。ご依頼の際の参考にぜひご活用ください。

年報では、2019年度に行ったアウトリーチ教育プログラムの実施データのほか、昨年度当サイトにて4回にわたって連載したコラム「学而事人と草の根プロジェクト」をまとめて再録しました。また、2019年度で卒業した学生スタッフによるエッセイ「私の経験と学び」も掲載しています。

いずれもPDF版は当サイトにて公開しています。刊行物ページよりぜひご覧ください。また、ニュースレターは、町田市・相模原市立の小中学校や社会教育施設に郵送でお届けしているほか、出張博物館の会場にて配布しています。

ニュースレター46号
vol.8 2019年度

【お知らせ】新しいアウトリーチ教育プログラムを追加します〜「草の根オンラインワークショッププログラム」

草の根プロジェクトでは、これまで実施してきた5つのアウトリーチ教育プログラム(現在休止中)に加え、2020年9月より新たに「草の根オンラインワークショッププログラム」を開始します。これは、オンライン会議システムを用いることによって、本プロジェクトと学習者の接触を避けつつ、ヒトやモノのリソースを活かした学びを提供するものです。

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桜美林草の根国際理解教育支援プロジェクト 2019年度の振り返り

2020年度が始まりました。草の根国際理解教育支援プロジェクトは活動開始23年目を迎えます。1997年、そのころ日本では21世紀を展望した教育の在り方として国際理解教育が重要な柱のひとつとして掲げられ、「総合的な学習の時間」の導入により本格的に進められようと模索されていました。それから20年、現場では教科横断的(学際的)な課題に取り組む学習活動を通じ、「国際・グローバル・多様・ボーダーレス」化が急激に進む21世紀を生きる力を育む取り組みがなされてきました。この間にはさまざまな出来事がありましたが、いくつもの「これまで経験したことがない困難」に遭遇し、立ち向かってきました。そして、今まさにそのような大変厳しい地球規模の課題とたたかっています。このような状況のなかで教育によって社会を支える私たちの使命を深く考えながら、2019年度のあゆみを振り返りました。

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