【コラム】学而事人と草の根プロジェクト③アウトリーチ教育プログラムに臨むための準備

これまでこのコラム「学而事人と草の根プロジェクト」では、学内外の教育現場からの依頼に応じて実施するアウトリーチ教育プログラムにおいて、スタッフとして参加する学生たちがどのような活動をしているのか、以下のようなテーマでそれぞれご紹介してきました。

コラム1:実物資料を活用したワークショップや世界の遊びと衣装の出張博物館において、学生が学習者・来場者へ体験を促し、学びを触発するファシリテーターとしての役割について

コラム2:留学生がそれぞれの個性・背景を活かしながら、本学への留学を含む一人ひとりのライフヒストリーを素材にしたワークショップについて

そして、3回目の今回は、これらの教育活動の実践に携わる学生スタッフが、アウトリーチ教育活動本番までに、どのような事前準備をしているのかについて、ご紹介します。

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【お知らせ】2/23(日・祝)の地球市民フェスタin ODAWARA は中止となりました

2/23(日・祝)地球市民フェスタin ODAWARA は中止となりました。これに伴い、同フェスタ特別企画として開催予定でした私たちの「世界の遊びと衣装の出張博物館」も中止となります。

今後も草の根プロジェクトはさまざまな活動に取り組んでいきます。今回の出張博物館を楽しみにしてくださっていた皆様、どうぞこれからも私たちの活動にお越しいただければ幸いです。

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【報告】2019年12月6日(金)「年少者日本語教育」でワークショップを実施しました

記事の公開ががすっかり遅くなってしまいましたが、昨年末12月6日(金) 本学リベラルアーツ学群の「年少者日本語教育」(川田麻記先生)で実施した、世界の実物体験ワークショッププログラムについてご報告します。このクラスは、日本語を母語としない主に学齢期のこどもたちのための日本語教育について学ぶ日本語教育専攻の講義科目です。 秋学期のみ開講の同科目でのワークショップは3回目となりました。今年は履修生30名と、この3年間で最も学生が多く、さらにその背景も多様でした。日本の家庭・学校教育で育ってきたいわゆる日本人学生、学齢期に来日して日本の学校に就学した外国につながる学生、本学正規留学生や交換留学生として学んでいる外国の学生が共に学ぶクラスです。 ワークショップとは、こうした多様性に富んだ学生たちが異なる背景を活かしながら参加し、学びの主体として共に学習することができる学習方法です。

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【コラム】学而事人と草の根プロジェクト① 学生はどんな活動をしているか

草の根国際理解教育支援プロジェクト(草の根プロジェクト)です。2019年度も残り2ヶ月をきりました。さて、私たち草の根プロジェクトの今年度中のアウトリーチ教育プログラムは、3月までの実施予定を含めると、その実績は計96件となります。これらの多くの活動において、学生たちが大きな力となっています。今年度は24名の学生たちが、学内外におけるワークショップや出張博物館の実施にのべ134回携わりました(3月の予定も含む)。学生スタッフは本プロジェクトの活動に参加することで「人々の学びに貢献したい」という動機で集まっています。しかし、学群・学年(年齢)・専攻、国籍や言語などの背景は異なります。この多様な彼らが互いに協力しながら、それまで個々に培ってきた力を活かし、学内外における教育支援に取り組んでいます。学生としてさまざまな現場に貢献するこうした取り組みは、まさに本学園モットーの「学而事人」(学んだことを人々や社会のために役立てる)を実践するものといえるでしょう。そこで、本プロジェクトにおける学生の学内外の教育活動への貢献とその活動について、今回から4回シリーズでご紹介していきます。
今回は、世界各国の実物を体験的に活用するアウトリーチ教育プログラムにおける学生の役割です。
 
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【報告】2019年12月21日(土)町田市子どもセンターただONで世界の遊びと衣装の出張博物館を開催しました

草の根プロジェクトの「世界の遊びと衣装の出張博物館」は、訪れる人それぞれが思い思いに楽しむことができ、それぞれにもたらされる学びがあります。「ユニバーサル・ミュージアム」のようなところです。そんな出張博物館を開催したのは、町田市子どもセンター「ただON」です。こちらは、桜美林大学近隣地区の子どもたちやその保護者が利用する児童館です。同館での出張博物館は、ここ数年、年に2回ほど開催しています。

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【報告】2019年12月20日(金)に博物館教育論で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました

12月20日(金)の2時限に博物館教育論(ご担当:石渡尊子先生)で本プロジェクトが世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。今回はワークショップの全体的な流れを追いつつ、活動の一端をご紹介します。

さて、博物館には以下4つの機能があるということをご存知でしょうか。

  • 資料の収集・保管
  • 調査研究
  • 展示
  • 教育普及

この科目では、これらのうち博物館の「教育普及」に焦点をあて、博物館における教育活動や博物館と学校教育とが連携した取り組みである「博学連携」等を学びます。本プロジェクトは、収集した世界各国の実物資料を活用した教育活動を、現場に応じたさまざまな形で提供することによって学内外の教育に貢献しています。この日の授業では、こうした事業に取り組む本プロジェクトを一つの博物館と見立て、学内における博学連携の取り組みとして捉えます。このワークショップの目的は、博物館教育論の履修生たちにとって、草の根プロジェクトが具体的な事例として学びの素材とすることにあります。

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【お知らせ】2020年1月19日(日)に開催される「第37回橋本こどもまつりで世界の遊びと衣装の出張博物館プログラムを実施します。

世界の遊びと衣装の出張博物館は本プロジェクトのアウトリーチ教育プログラムの一つとして実施するものです。その名の通り、本プロジェクトが持つ世界の遊び道具(コマ。けんだま、すごろく等)を実際に遊んだり、世界各国の衣装を着たり見たりすることで、楽しみながら異文化に触れることができます。

橋本こどもまつりでの出張博物館は、2013年から毎年実施しており今回で7回目となりました。今回は会場でミッションシートを配布します。キッズファンクラブパスポートをお持ちの方はどうぞお持ちください(お持ち出ない方は会場でお渡しします)!参加費無料・入退場自由です。どうぞご家族・ご友人のみなさまとお越しください。

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【報告】2019年12月15日(日)大和市国際化協会で世界の遊びと衣装の出張博物館を開きました

12月15日(日)に大和市国際化協会主催の「国際交流フェスティバルハッピーフェスタ」で世界の遊びと衣装の出張博物館プログラムを実施しました。今年度で2回目となるこのイベントですが、初開催となる昨年に続き、ご依頼をいただきました。大和市は、神奈川県内でも特に多くの外国籍住民が暮らす自治体として知られています。

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【報告】2019年12月11日(水)に町田市立武蔵岡中学校で国際学生訪問ワークショッププログラムを実施しました

対象・現場に応じた学びづくり

同校では10年以上にわたり、このワークショップを実施しています。同校の毎年恒例の学校行事として位置づけられています。3学年とも小学校からずっと単級で育っており、全校生徒と先生方をあわせても100名に満たない小さな学校です。そのため、子どもたちは多くを語らずとも、真に耳を傾けなくても、おおよそ事が足りてしまうような、そんな関係性ができあがっている集団です。とても素敵な仲間・環境ですが、それは今だけです。中学を巣立ち、生きる世界を広げていく子どもたちが、自分とは異なる他者と互いを思いやり、心から耳を傾け、一人ひとりがもっと積極的に深く集団に参画・協働する力を、同校では育まなければならないのです。そんな学びの機会・場となるようにと、同校の先生とは今でも毎年打合せを行い、綿密に情報交換し、全校態勢でこの学びづくりに取り組んでいます。

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【報告】2019年11月22日(金)国際学生訪問ワークショップP:町田市立町田第三小学校

去る11月22日(金)草の根プロジェクトで活動する留学生3名とともに 東京都・町田市立町田第三小学校を訪れ、国際学生訪問ワークショップを実施しました。一昨年前よりご依頼を受け、毎年この時期にうかがうようになって3年目です。同校では、来年2020年に開催がせまった東京オリンピック・パラリンピック教育の一環として、高学年を中心に世界の国々について学習するカリキュラムを展開しているそうです。五輪大会が地元開催されるから国際/異文化理解教育を行うのではなく、子どもたちが生きるうえで必要な「人や物事の多様性の理解」と「他者との相互理解」の力を育てる教育活動を継続的に取り組んでいきたいという強い願いをお持ちです。そのねらいの実現の一助となるべく、今年度も6学年の子どもたち90名ほどを対象にワークショップを実施しました。

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