【活動日記】2024年1〜2月に実施したワークショップ

 草の根プロジェクトは2024年1〜2月に学外で各種のワークショッププログラムを計8回実施しました。例年1〜3月は地域のさまざまな現場からのワークショップの依頼を多く受けています。毎年のように依頼を受けるクライアントも、初めて依頼を受けるクライアントもあり、多様な現場でワークショップを行いました。

草の根プロジェクトによるアウトリーチが恒例化しているクライアント

 3年連続で厚木基地のこどもたちの交流のための研修を企画・実施している「あやせフレンドシップキッズ」では、今年度最終回となる振り返りのワークショップを行いました。また、新宿キャンパスからも程近い新宿区立北新宿図書館では、昨年度に続いて親子を対象とした世界のけんだま体験と工作を楽しむワークショップも実施しています。
 小学校に対しては、2年生の国語科で取り上げられている「スーホの白い馬」の学習を、実物資料の体験を通じて支援するワークショップを実施しています。昨年度はオンライン型のワークショップを行っていましたが、今年度は対面型で再開し、馬頭琴のほか衣服や帽子、シャガイ(羊の距骨)を参加した子どもたち全員が体験するアクティビティをワークショップの中で行っていました。

初めて依頼を受けたクライアント

 1月16日(日)に相模原市立青少年相談センター南相談室からの依頼で、世界のけんだまを通じて文化の多様性に触れるワークショップを実施しました。同センターは学年を問わず不登校の中学生を支援しています。2月20日(火)には大学への進学を控える留学生が学ぶ日本語学校である京王言語学院の学生を対象にワークショップを行いました。参加者には、本学の入試に合格した学生も含まれています。この春の大学進学にむけ、日本語を活用学習活動として、学生スタッフとともに実物資料を活用したアクティビティに取り組む機会を提供しました。

2023年度も残りわずかとなりましたが、3月もまだまだアウトリーチの予定が入っています。全ての依頼にお応えできるよう引き続き集中して取り組んでまいります。


綾瀬市日米交流事業あやせフレンドシップキッズ

ワークショップの締めくくりに全員でインドネシアの「アンクルン」で合奏しました。

町田市立木曽境川小学校・同七国山小学校

使用した馬頭琴は2点。一つは子どもたちが一人ずつエデュケーターと弓を持って音を出し、もう一つはじっくり観察しワークシートにスケッチしました。
近距離で馬の頭の部分を観察する子どもたち。
モンゴルの民族服「デール」をこどもに着せる学生スタッフ。
シャガイ(羊の距骨)でおはじきのような遊びに挑戦するこどもたち。

新宿区立北新宿図書館

ブラジルの「チクタク」を親子で楽しむ。
参加者全員でチクタクをつくり、いっしょに遊びました。
当日使用した世界のけんだまコレクション

相模原市立青少年相談センター南相談室

学生スタッフのガイドのもと中学生も職員の方もチクタクを作りました。