【報告】世界の遊びと衣装の出張博物館(桜美林幼稚園こどもまつり):2019年9月21日(土)

桜美林幼稚園世界の遊びと衣装の出張博物館を開きました。同園で毎年開催されるこどもまつり。在園児とその保護者をはじめ、卒園した子どもたちや地域の方々の参加・協力によってさまざまな企画が行われるこのお祭りに、今回初めてお声がけいただき出展することとなりました。

この日は幼稚園の行事のなかでの開催ということで、未就学児の子どもたちでも無理なく楽しむことができるような遊び道具を選んでいきました。また、幼い子どもたちの目にとまり、手を伸ばしたくなるような色とりどりの子どもの民族服を多数用意しました。 開会から閉会まで大勢の在園児、大きく成長した卒園児、未就園の乳幼児、保護者や地域のみなさんが絶えず来場してくださいました。およそ180名の来場者にお楽しみいただき、同園でのはじめての出張博物館は大盛況に終わりました。

学校/社会教育から家庭教育まで

子どもにも大人にも大人気の世界のけんだま。

初めて出会う数々のけん玉やこまに興味津々な子どもたち、自分たちが身につけるものとは異なる服や帽子に目を輝かせる子どもたち。どの子も臆することなく、目の前の異文化に手を伸ばし、「なに、これ!?」「どうやって遊ぶの?」「これはどこの国のもの?」と感じた疑問や好奇心をことばにして、「やりたい!」「着てみたい!」とその異文化に触れ、チャレンジしていきます。そんな我が子へあたたかいまなざしをむける保護者やご家族。園教育の場でありながら、そこには家庭教育の大切なひとときがありました。このように、 私たち草の根プロジェクトは学校/社会教育への協力・連携を通じ、 家庭教育にもささやかながら貢献しています。そんな喜びを心から感じる一日でした。

未就学児にも異文化体験の場・機会づくり

インドネシアの大きな竹のコマを回す。

私たちの出張博物館は、現場や主な来場者の特徴・背景 、また開催会場の規模に応じ、当日体験していただく実物資料の内容・数量を考えます。さらに、来場者のみなさんが安全で安心して楽しく活動できるような会場づくりを心がけています。日頃は学齢期の児童生徒を対象に教育活動を行うことが多い私たち草の根プロジェクトですが、未就学児が活動する現場にも対応します。幼稚園・保育園の教職員のみなさん、あるいは児童館や公民館などで未就学児を対象とした活動に取り組むみなさん、興味をお持ちいただきましたら、どうぞお気軽にご相談ください

次回の世界の遊びと衣装の出張博物館は、10月6日(日)本学第二国際寮(JR横浜線・淵野辺駅南口より徒歩約3分)です。この日は、20数年前より続く地元・相模原の恒例行事「さがみはら国際交流フェスティバル」と同時開催となっており、ひろく地域のみなさんに公開するものです。私たち草の根プロジェクトが1年間に行う出張博物館のなかで最も体験展示資料が多く、老若男女また国・言語を超えた大勢の方々で一日中にぎわう出張博物館です。みなさんのご来場、心よりお待ちしています!

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