【報告】2/2(日)横浜市立並木第一小学校で実物体験ワークショップPを実施しました

横浜市は誰もが知る国際都市です。そんな横浜市金沢区にある並木第一小学校では、外国につながる子どもたちも学んでいます。多様な子どもたちみんなが参加できる楽しい学び。私たち草の根プロジェクトが大切にする学びづくりです。

この日は2年生の子どもたち60名ほどを対象に世界の実物体験ワークショップを実施しました。今回は、こま・けん玉・すごろくなど、子どもたちが大好きな遊び道具の体験です。小学校では、1年生の生活科で「昔遊び」という単元があり、年末年始の時期にこれらの遊び道具にふれます。学校によっては、2年生が1年生にいろいろな遊びを教えてあげるといった交流学習を展開するところもあります。また、3年生になると、新たに総合的な学習の時間が始まり、そのなかで国際理解の学習にも取り組むようになります。このような流れから、2年生のこの時期にこのようないろいろな遊び道具を使った体験活動を実施することは、とても有意義です。

インドネシアの巨大な竹コマ。回っている様子を間近で見守る子どもたち。

1年生の昔遊びでは、日本で昔から親しまれているこまやけん玉などで楽しみます。こまやけん玉というと、日本独特の伝統文化であるように思われがちですが、世界各地で同じように古くから楽しまれている遊びです。しかし、興味深いことは、その形や遊び方です。実に多様性に富んでいます。このように、遊び道具を通じて「自分が知っていることがすべてではない!」と子どもも大人も気づき、私たちは自分の世界を広げることができます。このような能動的な気づきは、体験によって自身の五感が刺激され、心が動くからこそ得られるものです。

多種多様なけんだまを紹介する学生スタッフ。

同校2年生の授業への訪問は、昨年に続き2度目です。今回も昨年度同様、同校では授業参観日として学校が公開されており、私たちの実施したクラスにも保護者のみなさんが参観してくださいました。通常の授業ではなかなか見ることができないめずらしい世界の遊び道具、そして、わが子の姿。みなさん食い入るようにご覧になっていました。きっと、この日の放課後は、各家庭で世界のこまやけん玉やすごろくの話に花が咲いたことでしょう。また、私たち草の根プロジェクトが公開している世界のこまの紹介動画を楽しんでくださったご家庭もあったのではないかと思います。学校教育と家庭教育のかけ橋になれたのではあれば、それは大変喜ばしいことです。

インド発祥のすごろく「へびとはしご」を遊ぶ子どもたちと見守る学生スタッフ。

最近では小中学校は土曜日や休日に学校公開日を設け、授業を実施するということが一般的になってきています。学校教育現場のみなさん、草の根プロジェクトが訪問して行う各種プログラムは、平日以外のこうした授業日に実施することもおすすめです。ぜひご検討になっていただき、お問合いただければと思います。

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