【報告】11月9日(金)生涯学習概論における世界の実物体験ワークショッププログラム

11月9日(金)に本学リベラルアーツ学群の「生涯学習概論」で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。依頼内容は学習方法のひとつである「ワークショップ」を学生に実際に体験させたいということで、大学生向けの国際理解を目的としたワークショップを授業内で行いました。

今回のワークショップで実施したアクティビティは、「コマ回し伝言ゲーム」と「チクタク伝言工作ゲーム」です。初めに、60名の学生を8つのグループに分け、さらに各グループをコマ係とチクタク係とに分け、それぞれにミッション(課題)を与えます。コマ係はインドネシアの竹コマの回し方をマスターし、それを自分のペアのチクタク係に伝えます。ただし、このとき、コマ係はコマに触れることができません。一方、チクタク係にはブラジルの「チクタク」というけんだまの材料と手順を示したマニュアルが与えられます。それを自分のペアのコマ係に説明し、チクタクを完成させてもらうというミッションです。ただし、このとき、マニュアルを見ることができるのはチクタク係のみです。

インドネシアの竹製コマ
インドネシアのコマの回し方を教える学生と、回そうとする学生
ブラジルのチクタク
ペア同士だけでなく、グループ全体で協力しながらチクタクの完成に取り組む

本プロジェクトの活動報告の記事をご覧の方はご存知かと思いますが、これは青梅市での国際理解講座(2018年11月3日)で実施した2クラスでのワークショップを組み合わせて実施した形です。ワークショップは、一見すると楽しいゲームや遊びをしているだけのようですが、その一つ一つの活動の中には教育的な意図がしかけてあり、対象となる学習者が「そうか、そういうことか!」と自ら気づき学習するようデザインされています。一般的な講義形式の学習とは大きく異なるものです。学習者が学びの主役となって参加・体験することを重視した協働的な学習方法であるワークショップ。この日の学生たちは、学習者と学習支援者、双方の立場からワークショップという学習方法の特徴や意義について理解することができたようです。

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