【報告】10/20(土)・11/10(土)異文化協働体験ワークショップP:武蔵野市

東京都武蔵野市の『ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス』(以下、略称「武蔵野プレイス」)が開講している小学生対象講座「土曜学校」の中の国際理解講座「世界を知る会ジュニア」(小学校低学年対象)は、私たち草の根プロジェクトが開講以来16年間にわたり委託を受け、企画から実施のすべてを担っているコースです。2018年度も10/20(土)11/10(土)の2日間で計2クラス(各クラス定員28名)でワークショップを行いました。私たち草の根プロジェクトのクラスは開講当時より毎年大変な人気で、募集定員の何倍もの参加希望者が殺到し、現在では抽選を行っているそうです。大変な人気で数年前より2クラス開講を引き受け、さらに今年度は定員を増やしてワークショップを実施しました。

さて、その大人気のクラスというのは、草の根プロジェクトの教育プログラムのひとつ「異文化協働体験ワークショップ」プログラムです。その特徴のひとつに、私たちの持つ世界各地のさまざまな実物資料を間近で見るだけでなく、手に取って触れられること(ハンズ・オン資料)があります。参加する子どもたちはもちろん、参観する保護者も興味津々、終始笑顔いっぱいです。ただ、物を見て、触れて、その物や国について知るのではなく、その物を使った草の根プロジェクトオリジナルのアクティビティをします。それが私たちのワークショップです。

さまざまな糸引きコマの回し方を伝える学生。

そして、このプログラムの魅力ともいえる2つ目の特徴。それは、プログラム名にもあるとおり、異文化間での「協働」です。子どもたちが誰とどのように協働するのかというと、草の根プロジェクトに所属する留学生メンバーです。出身、母語、日本語力、日本での生活歴、子どもたちとの活動歴など、多様な背景のメンバーがひとつのチームとなり、この日のためにプログラムづくりから参加し、力を合わせてワークショップを実施します。ここでの留学生の役割は、母国の紹介や実物資料の解説をする大使や専門家ではありません。言語・文化的な背景が異なる「大学生のお兄さん・お姉さん」です。

先ほど紹介した草の根プロジェクトのハンズ・オン資料は、子どもたちと留学生をつなぎ、協働するための役割を果たしています。物を介して人と人がつながり、それぞれの立場で精一杯の参加をする。そのために言語・非言語を駆使して、「伝えよう」「わかろう」と共に努力する。これこそが異文化コミュニケーションであり、異文化間での協働です。これは草の根プロジェクトならではの体験的な学習活動です。

ブラジルの「チクタク」の作り方を子どもたちに伝える留学生。

このような人間らしいコミュニカティブな協働を支える陰の立役者が日本人学生メンバーです。彼らも本プロジェクトの理念・方針をよく理解し、よきファシリテーターとなるべく日々努力しています。彼ら自身もまた、活動をサポートすると同時に、「聴く」ことと「協働」することを学び続け、メンバーとして個人として成長しています。

11月10日のメンバー

この異文化協働体験ワークショップは、参加する子どもたちにとって、教員・留学生・日本人学生といったさまざまな背景・立場・関係性の人間とふれあい、楽しみながら、人の文化の多様性を体験し、そのなかでリアルな異文化コミュニケーションと協働にチャレンジする学びの場となっています。

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