草の根プロジェクトは桜美林大学の授業も支援しています:「博物館実習」

本学には博物館学芸員を養成する博物館学芸員課程があります。博物館学芸員資格は学校教員同様に国家資格です。両資格の取得には所定の講義科目に加え、学内および教育現場(各種博物館、学校教育)での実習が必修となっています。

本学の博物館学芸員課程の学内実習は、その数も分野・内容も大変豊かでユニークなものばかりです。その実習プログラムのなかには、約3000点にのぼる本プロジェクトのハンズ・オン資料が活用されているものもあります。

マンカラの遊び方を説明する実習生と、それを聴く子どもたち。

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帰国する留学生が実物資料を寄贈してくれました

あたたかい春がやってきました。凍える寒さが続いていた冬の日々が、まるで遠いことのようです。1月には大雪に見舞われた本学町田キャンパスですが、3月になると桜のつぼみが一気にふくらみ、新年度を待たずに満開を迎えました。

2014年7月5日に武蔵野市世界を知る会ジュニアとして実施した異文化協働体験ワークショッププログラムにて。中央右側がジェイソンさん。

そんな桜が散り始めた3月の終わり、本学ビジネスマネジメント学群を卒業したジェイソンさん(マレーシア出身)が最後の挨拶にやってきてくれました。彼は、マレーシアの高校を卒業し、日本の日本語学校で1年間日本語を学んだのち、先輩も友人も誰もいない本学へ入学しました。入学してすぐ、彼は私たち草の根プロジェクトの情報を手に入れて仲間となり、卒業するこの春までメンバーとして精力的に活動してくれました。

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【お知らせ】NHKの取材を受けました

NHKのEテレで放送されている「みんなの2020 バンバン ジャパーン!」(毎月最終土曜22時、再放送は金~土曜にかけて深夜0時)の取材を受けました。

取材では、本プロジェクトの理念や活動概要をお話し、20年にわたって収集してきた世界各地のさまざまな実物資料の一部をご紹介しています。さらに、実際にどのようなアウトリーチ教育活動をしているかということで、先月4日に相模原市立田名公民館こどもまつりで開催した出張博物館の様子も撮影されました。同番組の「2020(フレフレ)プロジェクト」というコーナー(2018年3月31日WEBオリジナル)で動画が公開されています。

<動画のリンク先>

http://www.nhk.or.jp/tokyo2020/change/eye/articles/banbanjapan-10.html

*リンク先ページの一番下までお進みください。

なお、相模原市立田名公民館関係者の皆様、および、同館こどもまつり当日、取材にご協力くださったご来場者の皆様、どうもありがとうございました。あらためてお礼を申し上げます。

 

【報告】3/4(日)相模原市立田名公民館で出張博物館を実施しました

マンカラで真剣に遊ぶ子どもと学生スタッフ

毎年3月の第一日曜日に開かれる田名公民館こどもまつり。本プロジェクトの参加は今年で3回目となりました。今回は、やや小さな部屋が会場となったため、小さなスペースでもじっくり楽しめるボードゲームやすごろくに展示資料をしぼった特別バージョンの出張博物館を実施しました。

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【報告】2/25(日)「世界の遊びと衣装の出張博物館」小田原で開催しました

さる2/25(日)神奈川県西部の小田原市で「地球市民フェスタ2018 in ODAWARA」が開催されました。そのイベントの特別企画として、本プロジェクトの好評プログラム「世界の遊びと衣装の出張博物館」を実施しました。

友達と一緒に民族衣装を着て記念撮影

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2/16(金)町田市立山崎小学校で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました

本プロジェクトは、桜美林大学からほど近い町田市立山崎小学校の教職員のみなさんとともに、これまでさまざまなアウトリーチ教育プログラムを実践してきました。国際学生訪問授業プログラムをはじめ、世界の実物体験ワークショッププログラムの草創期の取り組みなどは10年以上前からになります。2013年度からは、ほぼ毎年6年生の総合的な学習の時間に世界のさまざまな楽器を活用した国際理解のワークショップを実施しています。この日はエデュケーター2名と学生スタッフ4名の計6名で6年生2クラスを対象にワークショップそれぞれ実施しました。

この日は、二つのアクティビティを通じて世界の楽器を体験することで、自分たちが考える「楽器」の範疇の外にある楽器があるということを実感し、文化の多様性に気づきくことを目標としました。

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【報告】2018年2月15日(木)相模原市立富士見小学校で「スーホの白い馬×モンゴル理解」ワークショップを実施しました

この時期、日本の多くの小学校で「スーホの白い馬」が学習されています。この物語はモンゴルで語り継がれる大切な民話ですが、もう何十年にも渡って2学年の国語科の教科書(光村図書)で扱われています。そのため、このお話がモンゴルを知るきっかけになったという方も大勢いらっしゃることでしょう。
草の根プロジェクト所有の馬頭琴

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【報告】2/3(土)横浜市立並木第一小学校で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました

今回は同校の国際教室ご担当の先生からのご依頼で、2年生を対象に世界の遊び道具を活用した新しい形の活動を世界の実物体験ワークショッププログラムとして実施しました。

この日は学校公開日。今回の活動の様子は保護者の方もご覧になりました。

当初のご依頼内容は「世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム」でした。これは、本プロジェクトが持つ世界のコマやけんだま、すごろく等のボードゲームのほか、民族衣装を体験することができる「出張博物館」をご依頼頂いた各現場で実施するものです。これまで、社会教育施設や地域の多文化共生を促進する国際交流イベント等において実施しており、子どもから大人まで誰でも楽しみながら異文化に親しむことができる体験の場として親しまれています。この出張博物館を実施する上で重要な存在であるのが、やって来た多くの方にとって見慣れない遊び道具を紹介し、一緒に体験する本プロジェクトのスタッフです。 “【報告】2/3(土)横浜市立並木第一小学校で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました” の続きを読む

【報告】国際学生訪問ワークショップP - 相模原・町田市内小中学校

学校教育の現場では、大きな行事を終えた10月から12月までのこの時期、通常の教室授業ではなかなか取り組めないプロジェクト型の学習活動や特別活動に取り組むことが多く見られます。総合的な学習の時間における国際理解教育もそのひとつで、草の根プロジェクトにもさまざまなお問合せやご依頼をいただきます。

12月8日(金)に町田市立町田第三小学校で実施した国際学生訪問ワークショッププログラムにて。留学生と子どもたちがじゃんけん。

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【報告】異文化協働体験ワークショップ P 田名公民館

相模原市には32の公民館があり、日本でも公民館活動が大変活発な地域です。各館では地区の特性や住民の力を活かした取り組みが行われています。

さて、先日12月16日(土)に田名公民館(相模原市中央区)で小学校高学年を対象に開かれている通年講座「青少年おもてなしカレッジ」の1コマ(2時間)でワークショップを行いました。同講座は「基礎・中級・上級」と3年に渡ってレベルアップしていくもので、草の根プロジェクトは同講座開講より留学生と協働する「異文化協働体験ワークショッププログラム」を実施することで支援してきました。

イントロダクションーワークショップの目標「聴」と「協働」とはどんなことなのか、なぜ必要なのかを全員で共有します。

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