【報告】青梅市国際理解講座でワークショップを実施しました

2020年の春以来、長らくアウトリーチ教育プログラムの現場への訪問は休止してきました。しかし、9月30日(木)の緊急事態宣言の解除に伴い、本学の活動指針も段階的に緩和されています。そこで、2021年10月9日(土)に青梅市国際理解講座で初のエデュケーター訪問型のワークショップを実施しました。青梅市国際理解講座からのご依頼は、2015年度から続けて今回で7年連続となります。2019年度までは対面型、2020年度はオンライン型で実施しています。そして今年は、当初は6月にオンライン型で実施を予定していましたが、新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言のため延期されていたのです。

今回のエデュケーター訪問型のオンラインワークショップでは、エデュケーターのみが訪問し、草の根プロジェクトの学生は自宅からオンライン会議サービスzoomを活用して参加しました。

活動内容は、草の根オンラインワークショッププログラムの「留学生と学ぶ世界のいろいろな当たり前とカルチャーショックのワークショップ」をベースにしたもので、外国につながる4名の学生とともに実施しました。

学生の中には、母国の自宅から参加した学生もおり、リアルタイムで国境を越えたコミュニケーションを実現することとなりました。一人ひとりの学生が自身のことを、エデュケーターとともに対話形式で伝えることにより、この世界には多様な人や文化があることを子どもたちに実感してもらえたのではないかと思います。

草の根プロジェクトとしては、やはり「対面に勝るものはない」と考えています。ただその一方で、オンラインワークショップを実施することで、そのメリットを実感する機会がいくつもありました。今回は、対面型の再開に一歩近づいた形となりましたが、それらのメリットは、対面型のワークショップにおいても活かすことができるでしょう。これはいずれ草の根プロジェクトの実践を通して得たノウハウとしてまとめておきたいと思います。

引き続き、感染拡大の防止に努めつつ、草の根プロジェクトならではの学びを提供することで、学内外の教育支援に取り組んでまいります。

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