【お知らせ】ワークショップ・プログラムがパワーアップ!発達段階や環境等に合わせたパッケージメニューを公開します

草の根プロジェクトは、独自のリソース「ヒト(人的資源)」「モノ(世界の実物資料)」「シエ・ワザ(知的資源)」を効果的に活用し、国際/異文化理解や多文化共生の教育を支援しています。設立して20数年、学内外に開かれたリソースセンターとして、さまざまな現場で多くの人々の学びをサポートしてきました。その支援の具体的なかたちとして、5つのアウトリーチ教育プログラムをご案内しています。

さて、そのアウトリーチ教育プログラムが、このたびパワーアップします!新たにご提案するのは、各年齢・学年の子どもの発達段階や課題を考慮したさまざまなメニューです。「このワークショップは、どんなアクティビティで構成されているのか」中身がよりはっきり具体的に見える、いわば ”パッケージ” メニューです。

現場の教職員のみなさんは、年間・学期、あるいは単元の学習計画を見通して、私たちのワークショップの時間を組み込んだり、前後の学習活動とあわせた指導・支援の方策を考えたりできるようになると思います。さまざまな教育現場と草の根プロジェクトの学びづくりがより連関され、相互の強みがより発揮されることが期待できるでしょう。そんな可能性をわかちあい、共に教育活動に取り組めるパートナー的な関係性になれれば、私たち草の根プロジェクトは大変嬉しく思います!

下記の画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

 

Q.「ワークショップ」って、何ですか?

ワークショップとは学習方法(教授法)のひとつで、学習者主体の参加・体験重視型の学習活動のことです。ワークショップは、学習者の参加なくして成り立ちません。 学習者がそこにいる(出席している)のではなく、自らの五感を使って「感じる→考える」能動的な体験活動にチャレンジするアクティビティで構成してあります。そして、各アクティビティは、学習者と実施者(ファシリテーター)、学習者同士の間には、コミュニカティブで協働的な活動が展開されるようデザインしてあります。これが草の根プロジェクトのワークショップです。

Q.草の根プロジェクトのワークショップは、どんな授業ですか?

現在、草の根プロジェクトが公開しているワークショップ型のプログラムは3つあります。留学生(=ヒト)と関わるもの「国際学生訪問授業ワークショップ」、世界各地のさまざまな実物資料(モノ)に触れるもの「世界の実物体験ワークショップ」、そして、 実物資料(モノ)を介して 、留学生(=ヒト) だけでなく他の参加者とも協力してグループ活動に取り組むもの「異文化協働体験ワークショップ」です。各プログラムの主旨や概要、ご利用方法などはこちらのページをご覧ください。

Q.ワークショップのプログラム、何か変わってしまうのですか?

前述の3つのワークショップ・プログラムは、それぞれ基本的な主旨や目的は変わりません。「ヒト」との交流活動か、「モノ」の体験活動か、「ヒト×モノ」で協働活動か。まずは、対象となる児童・生徒・学生に、どのような学びの場・機会を設けてあげようか、教職員のみなさんご自身でお考えになってみてください。そのなかで、私たち草の根プロジェクトにご相談いただければと思います。目安となる年齢・学年の発達段階の特徴や課題を念頭に置きつつ、実際にワークショップの対象となる子どもたちの実態や背景などとをうかがい、十分に把握・理解を深めたうえで、「この子たちにはこれがベストでは」というワークショップのメニューと具体的な活動内容をご提案させていただきます。このワークショップのメニュー情報は、ご依頼くださる先生方がダイレクトでアクセスしていただくこともできるよう、本ホームページ上にも公開する予定です。お問合せの段階から、より具体的なご質問・ご相談をしていただけるようになります。また、 ワークショップのパッケージメニューは今後も開発・公開していきます。こうした工夫によって、より多くの教育現場の支援につながることを期待しております。

Q.なぜ、ワークショップをパッケージメニュー化したのですか?

草の根プロジェクトは、学びの主役である子どもたちの学び・育ちを支援するリソースであり、教育現場や教職員のみなさんを支援するリソースであると考えています。リソースとは、教育/学習の材料です。「先生方の教育活動の計画や実践の助けとなるには、もっと役立つリソースになるには」と考えたとき、ワークショップの中身が具体的に提示されていれば、より明確なイメージをもって学びづくりができるでしょうし、より具体的なご相談をしていただけるのではないかと思ったのです。

これまでは、ご依頼いただく現場の教職員のみなさんのご要望を第一に、それぞれの現場でいずれかのプログラムを実施していました。現場のみなさんが学びづくりの主体であるので、そのご希望に沿ってワークショップを企画・実施することは、とても自然なことです。その理念・方針は、本プロジェクト設立当初より一貫しているものです。そのうえで、各現場の子どもたちの実態や背景などを丁寧にうかがい、また、先生方のねらいや願いなども共有し、ワークショップの活動内容や方法、その教育的な意図などをお伝えしていました。 今後、パッケージメニューをご案内するようになっても、事前の打合せは変わらずしますし、そのなかで丁寧にお話をうかがい、こどもたちのために最もよい学びづくりをするスタンスには変わりありません。

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