【報告】12/16(日)大和市で世界の遊びと衣装の出張博物館を実施しました

神奈川県央部に位置する大和市。外国につながる人々が多く暮らす神奈川県ですが、同市も県下では多言語多文化のまちです。厳しい暑さが残る昨年9月、同市国際化協会より出展依頼をいただき、国際交流まつり「ハッピーフェスタ2018」で出張博物館を開催することになりました。同市での開催は今回が初めてです。

朝早い寒空の下、声をかけあい準備される多くの関係者や市民のみなさんからは、このおまつりにかける熱い思いが伝わってきました。その中には外国につながる大人や若者、そして子どもたちの姿も見られました。

世界各国のけん玉のハンズオン展示

国際化協会の拠点施設内に、私たち草の根プロジェクトの世界の遊びと衣装の出張博物館を開きました。この日、エデュケーターとともに出張博物館を運営したのは、日本人学生(東京、山梨、長野、山形)と留学生(モンゴル、ベトナム、香港)のメンバー計8名。そして、来場者のみなさんもその背景は多様です。 日本の方はもちろん、外国につながる方、また、幼い子どもからお年を召した方まで、親子や家族、お友だち同士で、大勢の方が遊びに来てくれました。

すると、異文化コミュニケーションが繰り広げられます。自分の国・地域ではないめずらしい遊びを、自分の母語ではない日本語でやりとりしながら外国につながる子どもと学生が一緒に楽しんでいます。このように書くと、「なんて凄いことが起きているんだろう」と感じられるかもしれません。しかし、その光景は、実に自然で微笑ましいものです。 こんな場面を私たちの出張博物館ではよく目にします。

インド、韓国、モンゴル等に加え、今回は日本のすごろくも展示しました。

挨拶を交わし、自分なりの言葉や方法で語りかけ、耳を傾けあい、時間や物事を共にして、次第に笑顔がこぼれる。私たち人間の社会ではごくありふれたことではないでしょうか。特別なことではありません。「国や言葉や人種などあらゆるものを超えて、この地球に共に生きる隣人として、互いの文化を理解・尊重して…」そんなことを意識することなく、ふれあうことができる子どもや学生たち。あれこれ考えるのは、その後でもいいのかもしれません。こんな子どもと学生の姿は、国際/異文化理解や多文化共生のねらい、そのための学づくり(教育)のヒントなどを、私たちに改めて考える機会を与えてくれます。

ガーナのマンカラ「オワレ」を体験する親子

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