この日の対象は、同校の特別支援学級のこどもたち全30名と先生
冷え込みの厳しい朝。しかし、こどもたちはとても元気いっぱいに、ワクワクした表情で会場の体育館にやってきました。この日を楽しみにしていてくれてたようです。
クラスを4つの小グループ(子ども7〜8名と担任・支援の先生方3名)分け、グループ単位で1時間の活動を進めていきました。会場内にはこまやけん玉の体験コーナー「遊びランド」を4か所設け、グループのみんなで順にコーナーを回っていく「遊びランドツアー」として活動しました。各コーナーには、草の根プロジェクトのエデュケーターと学生が待っており、こまやけん玉の遊び方をガイドします。子どもたちも先生方も世界各地の実物体験に楽しくチャレンジすることができます。
各コーナーで子どもたちは、思い思いのこまやけん玉を手にとり、臆することなく体験を始めていきました。初めてみるめずらしいこまが回ったり、けん玉が成功すると大喜びです。体育館には歓喜の声が響き渡りました。子ども同士で手助けをしたり教えあったり、時には遊び方を習得した子どもから先生に実演してみせてあげたり。あちこちで学びあいの姿が見られました。
発達は学年や年齢により異なりますが、その差異や特徴は学年・年齢で一様であるわけではありません。そもそも私たち人間は多様な生き物です。そして、学び方も人それぞれで多様です。「ワークショップという学び方には、多様な人の多様な学びに応えられる可能性が無限に詰まっている」と、この日あらためて実感することができました。