今年は
さて、「平成最後の夏休み」。小中学校・高校に続き、桜美林
①6月14日(木)町田市立木曽境川小学校3年生 6校時(45分間)
同校では12年前より国際学生訪問ワークショッププログラムを実施しています。
【3学年の学習】
社会科、そして総合的な学習が始まる小学校3年生。
②6月27日多摩市立大松台小学校6年生 3,4校時(10:20〜11:40)
同校では授業時間を調整していただき、80分間のワークショップを企画・実施しました。年間を通じ、国際理解の学習活動を取り組んでいきたいということで、そのスタートとして依頼がありました。
【6学年の学習】
総合的な学習4年目となる6年生。それまでの3年間でさまざまなトピックや方法で学習してきた経験があります。この頃になると、子どもたちの興味・関心は大きく広がり、世界という概念をしっかり持っています。グローバルで情報にあふれた現代に生きる今日の子どもたち。世界の国々や人々に関するあらゆる情報を見聞きします。大人の話や考えも理解できるようになり、周囲の人たちからも学習します。そのようななかで、国・人・物事などに対するある特定の捉え方「ステレオタイプ」が、気づかぬうちに備わっていきます。これは、自分自身の目で見たり、耳で聞いたりするなどの実体験をもとに、心や頭で深く思考して得られた情報ではないのに、「みんながそう言っているからそうである」という価値判断です。ともすると、無理解、差別や偏見を招いてしまう恐ろしいものです。このような自身の思い込みに気づくには、やはり人間同士のリアルなコミュニケーション活動が有効です。本プロジェクトの留学生メンバーの母国や日本での生活にもとづく、さまざまなカルチャーショックの実体験を聴きます。子どもたちは、全員参加のクイズで楽しみながら、言語・文化的背景が異なる人たちが日々感じていることや置かれた立場を知るとともに、自分自身が持っていた思い込みや自文化中心の考え方・見方に気づきます。道徳・人権教育などとも関連させた発展的な学習活動の助けにもなると思います。このワークショップを起点に学習をすすめることは、子どもたちの心を揺さぶるものとなるでしょう。
2学期以降に国際学生訪問ワークショップの実施をご検討されている学校/社会教育などの現場の皆様、お早めにお問合せのご連絡をお願いいたします。なお、本学は9月下旬より秋学期(後期)が開始となり、実際に訪問が開始できる時期は10月半ば以降となります。あらかじめご了承ください。