草の根プロジェクトは桜美林大学の授業も支援しています:「博物館実習」

本学には博物館学芸員を養成する博物館学芸員課程があります。博物館学芸員資格は学校教員同様に国家資格です。両資格の取得には所定の講義科目に加え、学内および教育現場(各種博物館、学校教育)での実習が必修となっています。

本学の博物館学芸員課程の学内実習は、その数も分野・内容も大変豊かでユニークなものばかりです。その実習プログラムのなかには、約3000点にのぼる本プロジェクトのハンズ・オン資料が活用されているものもあります。

マンカラの遊び方を説明する実習生と、それを聴く子どもたち。

当日使用したマンカラ。左列の上から順に、フィリピンの「スンカ」が2点、インドネシアの「ダコン」、右列上から同じくインドネシアの「ダコン」とマレーシアの「チョンカ」。

あるプログラムでは、近隣地域の児童館において小学生を対象にワークショップを企画・実践します。そのなかで、本プロジェクトの資料を活用しています。今学期は「世界のあそび お楽しみ会」と題し、道具を使わない集団遊びや世界各地で親しまれているボードゲーム「マンカラ」を子どもたちと楽しみました。

制作した展示と実習生。本プロジェクトが収集した多種多様な”蹴って遊ぶ”遊び道具を題材としています。

また別のあるプログラムでは、誰もが楽しむことができる体験展示を制作しました。世界各地には、足で蹴って遊ぶ遊び道具がいろいろあります。その実物資料を学習者が楽しめるようなハンズ・オン展示づくりです。これらは、異文化発見キット貸出プログラムや、世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム等で実際に活用される場合もあります。

草の根プロジェクトは、学外の学校/社会教育の現場だけでなく、学内のさまざまな学習・研究に対しても積極的に協力・連携しています。在学中、そして、卒業後の人生において、社会・世界に貢献する人材育成のため、本プロジェクトへ本学学生の学びと育ちを支援しています。

 

 

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