草の根プロジェクト2020年度活動報告

 2020年度は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぎながら支援活動を模索し、実践する1年となりました。厚生労働省によれば、一般的な新型コロナウィルスの感染について、「接触感染」と「飛沫感染」の2つが挙げられています。従来の草の根プロジェクトによる対面型のアウトリーチ教育プログラムは、こうした飛沫感染・接触感染を引き起こしやすい活動であったといえます。

 例えば、ワークショップにおいては、学習者がグループごとに実物資料を共有しながらアクティビティに取り組みます。グループ内で互いに実物資料を手に取りながら話し合うため、多くの飛沫が発生します。こうした飛沫に他の学習者が接触したり、飛沫が付着した実物資料を通じた接触感染のリスクは否めません。

コマを回す男の子を手伝う学生スタッフ〜2019年5月に実施した世界の遊びと衣装の出張博物館プログラムにて

 そこで、2020年度はこうしたリスクを避けるため、主に以下のような3つの教育支援活動に取り組みました。

“草の根プロジェクト2020年度活動報告” の続きを読む

【お知らせ】新しいアウトリーチ教育プログラムを追加します〜「草の根オンラインワークショッププログラム」

草の根プロジェクトでは、これまで実施してきた5つのアウトリーチ教育プログラム(現在休止中)に加え、2020年9月より新たに「草の根オンラインワークショッププログラム」を開始します。これは、オンライン会議システムを用いることによって、本プロジェクトと学習者の接触を避けつつ、ヒトやモノのリソースを活かした学びを提供するものです。

“【お知らせ】新しいアウトリーチ教育プログラムを追加します〜「草の根オンラインワークショッププログラム」” の続きを読む