2020年度は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぎながら支援活動を模索し、実践する1年となりました。厚生労働省によれば、一般的な新型コロナウィルスの感染について、「接触感染」と「飛沫感染」の2つが挙げられています。従来の草の根プロジェクトによる対面型のアウトリーチ教育プログラムは、こうした飛沫感染・接触感染を引き起こしやすい活動であったといえます。
例えば、ワークショップにおいては、学習者がグループごとに実物資料を共有しながらアクティビティに取り組みます。グループ内で互いに実物資料を手に取りながら話し合うため、多くの飛沫が発生します。こうした飛沫に他の学習者が接触したり、飛沫が付着した実物資料を通じた接触感染のリスクは否めません。
そこで、2020年度はこうしたリスクを避けるため、主に以下のような3つの教育支援活動に取り組みました。
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