【報告】異文化協働体験ワークショップ P 田名公民館

相模原市には32の公民館があり、日本でも公民館活動が大変活発な地域です。各館では地区の特性や住民の力を活かした取り組みが行われています。

さて、先日12月16日(土)に田名公民館(相模原市中央区)で小学校高学年を対象に開かれている通年講座「青少年おもてなしカレッジ」の1コマ(2時間)でワークショップを行いました。同講座は「基礎・中級・上級」と3年に渡ってレベルアップしていくもので、草の根プロジェクトは同講座開講より留学生と協働する「異文化協働体験ワークショッププログラム」を実施することで支援してきました。

イントロダクションーワークショップの目標「聴」と「協働」とはどんなことなのか、なぜ必要なのかを全員で共有します。

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【報告】異文化協働体験ワークショップ P 武蔵野市

図書館をはじめとしたさまざまな生涯学習施設機能を併せ持つ武蔵野市の『ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス』をご存知でしょうか。同館が開講する小学生むけの講座「土曜学校」の中の国際理解講座「世界を知る会」は、私たち草の根プロジェクトが開講以来15年間にわたり委託を受け、企画から実施のすべてを担っているコースです。

ものづくりのアクティビティに取り組む留学生と子どもたち。ブラジルの「チクタク」というけん玉がモデルです。

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学校や公民館でおこなうワークショップに向けて始動!

秋も深まるこの時期は、例年、多くの学校や社会教育の現場より訪問依頼をいただきます。来月から6つの現場(小学校2校、中学校1校、生涯学習施設や公民館での講座2つ)でワークショップを実施する予定です。

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【報告】異文化協働体験ワークショップ P② 草の根プロジェクト主催ワークショップ”世界の学校”

梅雨が明け、いよいよ夏本番となりました。小中高校ではすでに夏休みですが、その最初の週末7/22(土)、「世界発見こども広場」夏のスペシャルプログラム『世界の学校』を開催しました。これは相模原市教育委員会から後援を頂き、草の根プロジェクト主催で行う異文化協働体験ワークショッププログラムです。

楽しいクイズでふるさと紹介
留学生といっしょにインドすごろく「パチシ」

3年目の今回は、韓国・中国・台湾・モンゴル・ベトナムの留学生による学校文化クイズ、インドのすごろく体験と工作の2部構成。前半のクイズには、参観された保護者のみなさまも参加してくださり、会場が一体となりました。後半のすごろく体験では、留学生と子どもたちがグループとなり、遊び方を理解して実際に対戦しました。その後、本物をまねたすごろくボードを助け合いながら作ることができました。

インドすごろく「パチシ」を学ぶ子どもたち

すごろくの遊び方は、日本人学生メンバーが紹介しました。実は、この日のために半月ほど練習を重ねてきました。年齢幅が大きく発達段階が異なる小学生を対象にする場合、語彙や表現などのことば選び、話すスピードや間の取り方など、あらゆる工夫が必要です。草の根プロジェクトが目指すのは、すべての参加者が楽しく学べるように、まるで対話をしているようにインタラクティブな伝え方をすることです。留学生も日本人学生も、そのようなパフォーマンスに努め、練習・実践しています。くいいるように学生たちに注目し、耳を傾け、元気よく反応してくれる子どもたちにも助けられ、学生たちは本番で練習の成果を発揮することができました。

緊張の面持ちでやってきた子どもたちも次第に笑顔がこぼれ、帰るころにはすっかり打ちとけ、交流した留学生や日本人学生と握手やハイタッチをしたり、名残惜しそうに声をかけあったりしていました。「はじめは緊張していたけど、だんだん楽しくなっていった!」と、ふりかえりの会で話してくれる子どもたちもいました。「実はお兄さん・お姉さんたちもおなじ。みんなのおかげで楽しかったよ。」ありのままに自分自身をふりかえり、表現してみんなで共有する。とても大切な学びの活動であり、共生の一歩だと思います。

「世界発見こども広場」と題して行うこのワークショップは、本プロジェクト主催の教育活動で、通っている小学校や地域・地区を問わず、ひろく参加を呼びかけて行う特別版です。普段は、児童館や放課後こども教室、地区子ども会、課外活動(PTA行事、学校こどもまつり等)といった社会教育のみなさまにご協力をいただき、それぞれの現場で開催しています。「ぜひ、うちでも!」とご興味をお持ちになった方は、お気軽にお問合せください。

次回は10/1(日)に「世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム」を予定しています。会場は桜美林大学第二国際寮(淵野辺駅南口より徒歩約3分)です。こちらは、年齢・学年等を問わず、みなさんご参加いただけます(定員なし・申込不要・入退場自由)。お友だちやご家族、みなさまお誘い合わせのうえ、お気軽にご来場ください。

【報告】異文化協働体験ワークショップ P① 青梅市国際理解講座

青梅市教育委員会のご依頼を受け、先週末7/8(土)に同市内の小学校5年生から高校生までを対象にワークショップを実施しました。
ワークショップに参加したモンゴル、中国、ベトナム、台湾からの留学生メンバー
同市国際理解講座での授業は3回目ですが、今年度はモノ(世界のコマ)をリソースとした異文化体験学習、そして先日の留学生との協働学習の2日間の構成で行いました。未知のモノやヒトとの出会いと協働を通じ、子どもたちは異文化を理解・尊重するとはどういうことか学びました。
イントロダクションで子どもたちともねらいを共有しました。
午前(5年生26名)・午後(6年生〜高校生40名)のクラスとも、留学生メンバーによるクイズ形式の学校文化紹介を通し、子どもたちに文化の身近さとその多様性を伝えました。また、両クラスとも留学生とのふれあいとリアルな異文化コミュニケーションを体験できるアクティビティをそれぞれ組み込みました。子どもたちは楽しみながらも真剣に活動していました。帰り際には、掲示していたふるさとの料理や日本でのカルチャーショックについて、熱心に留学生メンバーへ尋ねてくれる子どもたちの姿が印象的でした。
「触察」ゲームで、触察した物の形を子どもたちが留学生に伝えます。
言葉やジェスチャーを工夫してコミュニケーションします。

この日に現場デビューしたメンバー、今春から経験を重ねてきたメンバー、1年以上の経験豊富なベテランメンバー。そんなちがいを感じさせない素晴らしいチームワークでした。彼らの姿から多くの人に「相互理解」や「協働」の大切さや楽しさを感じてもらえたらと思います。

メンバーみんなで協力して会場づくり
リハーサル 真剣です