【活動日記】2024年8・9・10月の活動レポート

草の根プロジェクトは2024年8月から10月までの間、各種アウトリーチ教育プログラムを計18回実施しました。毎年、秋から冬にかけては、地域からの依頼に基づいた活動が増えていきます。今回は各プログラムの実績とともに、ワークショップと出張博物館の現場の様子を一部写真でご紹介いたします。

世界の実物体験ワークショッププログラム

No.1 あやせフレンドシップキッズ学習会①

4年目となるあやせフレンドシップキッズは今年も始まっています。厚木基地内で暮らす小学生や関係者との交流活動に向けて、今年度のキッズメンバーの子ども15名実物資料を活用するアクティビティを取り入れた異文化コミュニケーションを学ぶワークショップを実施しました。私たちのクラスで学んだキッズたちは、本プロジェクトの学習会を経てアメリカの小学生との交流活動に臨みます。

No.3 相模原市立小山中学校コミュニティスクール

参加希望生徒が放課後に集まり、地域ボランティアの方々のサポートを得ながら自学自習する「コミュニティ・スクール」。今回は生徒たちのアイスブレイクを目的としたワークショップを行いました。ワークショップでは、同校の日本語クラスで学習している外国につながる生徒たちがお気に入りの韓国のすごろく「ユンノリ」を、参加生徒やボランティアのみなさんに日本語で紹介しました。学年や立場を超え、みなさんに楽しんで頂きました。

No.6 相模原市立鶴の台小学校

小学校3年生を対象に、「世界のコマの回し方クイズワークショップ」を行いました。国語科で取り上げられている「こまを楽しむ」という単元の学習とつなげてホンモノのこまを体験しました。遊びを通して異文化に親しみ、文化の多様性に触れる機会を提供しました。

No.8 相模原市立市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら

ユニコムプラザさがみはらで年に一度開かれる「まちづくりフェスタ」で、インド発祥のすごろく「へびとはしご」を題材とした「世界の遊び道具体験&工作ワークショップ」を行いました。コロナ禍を挟みながらも、今年でこのイベントへの参加は8回目となり、すっかり恒例ブースをなっています。昨年も参加してくれた子どもたちや小学校の授業で行ったワークショップに参加した子どもたちなど、リピーターのこどもたちとの「再会」があり、大変嬉しい機会にもなりました。

世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム

No.1 けんぷく食堂

本学「けんぷく食堂」に初めて参加し、サレンバーガー館1階ラウンジで遊び道具のハンズ・オン展示を行いました。地域の人々が活き活きと楽しむ光景は、普段は目にすることがないとても新鮮なものでした。今後もこうした機会を通じて、多くの人に親しまれる機会が増えることを願います。

No.2 さがみはら国際交流フェスティバル

今年は相模原日中交流協会とコラボレーションし、中国のこま「空竹」の体験展示を行いました。「小さな子どもたちには難しいかもしれない」と思っていましたが、意外にも学生スタッフのサポートのもと回すことができる子がたくさんいました。一緒に訪れた保護者のみなさんや国際交流ラウンジのスタッフなど、大人の方にも楽しんで頂きました。

No.3 ゆうゆう版画美術館まつり

今年で6回目の出展となりました。これまでは美術館の一番奥にある部屋を会場としていましたが、今年はエントランスホールでの展示を試み、今までよりも多くの方に体験して頂くことができました。子どもたちはもちろん、年輩の方々が熱心に楽しんでいたことが印象的です。「日本だけでなく、けんだまは世界にいろいろあるんだね」というような気づきも多く聞かれ、私たちのアウトリーチ教育活動の意義を改めて確認することができました。

異文化発見キット貸出プログラム