草の根プロジェクトは、2022年度アウトリーチ教育プログラムを計70回実施しました。
このうちワークショップの参加者は3844名となりました。実施回数58回、参加者数1160名であった2021年度からいずれも増加しています。2023年度は、コロナ禍以前に実施していた対面型のプログラムの再開に備えつつ、これまで実施してきた「草の根オンラインワークショッププログラム」を継続し、より広く多様な現場の教育支援に取り組んでまいります。
以下、各プログラムの実施状況と実施先のリストをご覧頂けます。
①世界の実物体験ワークショッププログラム
本プログラムは、実物資料の体験活動に参加者が取り組むもので2020年度から休止していましたが、今年度は手指消毒や会場の換気の徹底、参加者同士による資料共有の回避等の対策をとりながら再開しました。学内の授業科目からの依頼に対しては、対面授業が再開したこともあり、ワークショップは基本的に全て対面で実施しています。 学外については、特に小中高校の場合、基本的に学年全体での一斉実施を希望されることから参加人数が多くなりやすく、資料を使い回す必要があります。そのため、通常の対策に加え、最大30名程度に限定して実施可能な依頼にのみ、本プログラムを実施しました。対象となった学外における現場は、主に社会教育や児童・生徒の少ない学校となりました。
②草の根オンラインワークショッププログラム
オンライン会議サービスを活用する本プログラムは、②の世界の実物体験ワークショッププログラムの実施が難しい依頼を中心に実施しました。対象は主に学校のほか、訪問の負担が大きい遠方の現場となりました。また、一部の現場に対しては、可能な場合はエデュケーターのみが現場を訪問し、学生がオンラインで参加する本プロジェクトにとって「ハイブリッド型」のワークショップを実施しました。
③異文化発見キット貸出プログラム
前年度に引き続き学外の現場を対象とした貸出は休止し、学内からの依頼にのみ対応しました。
④出張展示
前年度に引き続き、学外における世界の遊びと衣装の出張博物館プログラムは休止し、非接触のパネル展示を依頼に応じて実施しました。学内においては、ボードゲームの体験展示を一度実施しました。