【お知らせ】パネル展示「見て感じる世界の多様性」をさがみはら国際交流ラウンジで公開中

桜美林大学は、東京都町田市と神奈川県相模原市に長く根を下ろし両方がホームタウンといえます。100年前に中国・北京で崇貞学園として始まった桜美林学園は、戦後、この町田・相模原地域で新たな一歩を踏み出しました。本学のこの地での歴史は両市とともにあり、この地域のみなさんに支えられてきました。

さて、そんなホームタウン・相模原市。今月10月1日より31日まで「国際交流月間」というイベントが開催されます。イベントと言っても、今般の新型コロナ感染症の感染拡大防止のため、オンラインや非接触型で行われます。私たち草の根プロジェクトは、「見て感じる世界の多様性」と題したパネル展示というかたちで参加しています(10月23日(土)まで)。展示は、さがみはら国際交流ラウンジプロミティふちのべビル1階、JR横浜線・淵野辺駅南口より徒歩3分)にありますが、入館しなくても外からガラス越しに、安心して気軽にご覧いただけます。通りすがりに足を止めていただくもよし、駅利用時にちょっと寄り道していただくもよし、運動不足解消のお散歩に立ち寄っていただいてもよしです!文化の秋、私たちの生きる世界の多様性を感じてみていただけたらと思います。

はじめての試み

実は、このさがみはら国際交流月間は、今年はじめての試みです。毎年気持ちのよい秋頃、「さがみはら国際交流フェスティバル」が行われています。これは、市民が中心となって組織・運営されているさがみはら国際交流ラウンジによって開かれているもので、20数年開催されてきている同市の大きな恒例行事です。

私たち草の根プロジェクトも同ラウンジを支える登録団体となり、10年以上に渡ってこのフェスティバルに参加してきました。フェスティバルでは、私たちの持つ世界の実物資料のなかから遊びと衣服を厳選し、学生たちとともに体験型の博物館を開いてきました。「世界の遊びと衣装の出張博物館」です。子どもから大人まで、言語・文化的背景や障害などを越え、多様な市民のみなさんに楽しまれてきました。毎年大変ご好評をいただき、フェスティバルの目玉企画といってもよいほど、多くの市民でにぎわっていました。毎年訪れてくれる子どもたちもいて、その成長を感じることもありました。同伴される保護者の方との語らい、学校教職員や地域での活動実践者との出会いもありました。

世界の遊びと衣装の出張博物館の会場風景(本学第二国際寮にて)

どんなときも地域とともに

このさがみはら国際交流フェスティバル、昨年に続き、今年も残念ながら開催することはできません。しかし、今年は「国際交流月間」としてオンラインを中心としたイベントが行われます。 一人一人の力は小さいかもしれないけれど、市民の知恵と力を結集し、できることを考えてやってみよう。そんな強い思いに、私たちも私たちだからできることで参加を決めたのです。どんなに困難な状況でも、私たち草の根プロジェクトは桜美林スピリットで地域社会のみなさんと共にあることを忘れません。気持ちのよい秋空のもと、ぜひパネル展示に足をお運びください。

最後に、直接本展示を見にいくのが難しい、という方へ写真で様子をお伝えいたします。

これが何の写真かわかりますか?
草の根プロジェクトの活動に携わった留学生の生活経験をもとにしたクイズです。

外側から見にくい室内の展示の様子です。

クイズの答えをもっとはっきり見たい!という方はこちらのページへどうぞ!

“【お知らせ】パネル展示「見て感じる世界の多様性」をさがみはら国際交流ラウンジで公開中” への4件の返信

  1. ◆見て感じて 世界の暮らし
     さがみはら国際交流ラウンジ(JR淵野辺駅南口徒歩3分)は今年10月、開設25周年を迎えた。桜美林大・草の根国際理解教育支援プロジェクトは「見て感じる世界の多様性」と題した非接触型パネル展示を行っている。
     「留学生に聞いてみた 日常生活で異文化発見クイズ」㊤や「世界の実物資料クローズアップクイズ」㊦を出題。同大の留学生が母国の習慣をクイズ形式で紹介したり、それぞれの民族楽器の一部を拡大した白黒写真を館外から見えるガラス壁面に掲げておいて、さらにのぞき込むと全体像が見えるなど工夫した配置になっている。
     草の根プロジェクトは「通りすがりに足を止めていただくもよし、駅利用時にちょっと寄り道していただくもよし、私たちの生きる世界の多様性を感じてみていただけたら」と呼びかけている。https://www2.obirin.ac.jp/kusanone/2021/10/04/news21104/

    ※FBに紹介文を掲載しました。https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1485983278449633&id=100011139242445
     昨日の架電に素早く対処し、館内にある展示物のクローズアップ写真も追加で掲載され、HP案内がより分かりやすくなりました。ありがとうございます。

    1. こちらこそ昨日はありがとうございました。やはり現地に行けなくとも、こうした展示を多くの方に見て頂けるようにできてこそ、インターネットによる情報発信の良さを活かすことにつながりますね。

      1. 非接触型パネル展示は、草の根プロジェクトがこれまで手掛けてきた、学校や施設に出向き地域社会に貢献する「アウトリーチ教育活動」を、コロナ禍の中でもなんとか絶やさないよう知恵を絞った末編み出した新たな実践と言えますね。

        1. 詳しくご覧頂きありがとうございます。その通りです!できるだけ早く従来行っていた対面型のアウトリーチ教育活動を再開したいと考えていますが、それまでは感染リスクを避けるためこうした展示やオンライン型の活動に取り組んでいきます。また、対面型を再開できるようになったとしても、オンラインの特徴を取り入れた新たな手法を開発したいと考えています。

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