10月6日(日)本学第二国際寮で世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム(以下、出張博物館)を実施しました。草の根プロジェクトでは、2006年より毎年「さがみはら国際交流フェスティバル」の一環として出張博物館を開き、今年で14回目の開催となりました。昨年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。今年も本プロジェクトが収集した世界各国の遊び道具や民族衣装などあわせて約90点を展示し、学生スタッフとエデュケーター計15名でお迎えしました。
今回も小さなこどもたちからお年寄りまで730名の方が来場されました。なかには三世代に渡り、家族でボードゲームを楽しむ姿も見られました。
コマやけんだま、すごろく等の遊びは日本で生まれ育った多くの人にとっては既知の存在で、さほど珍しく感じることはないでしょう。しかし、本プロジェクトの出張博物館では、こうした素朴な遊びを通じて、文化の多様性に触れることができます。なぜなら、一口にコマと言っても、実に多種多様な形があり、考えもつかないような回し方で遊ぶものがある、ということが実物を体験することによって分かるからです。こうした実体験に基づいた気づきを、友達や家族あるいは私たちと共有する機会となるでしょう。本プロジェクトは、このような経験を通じて、それぞれの思い込みや知らず知らずの内に抱いているステレオタイプを認識することで一人一人の世界が広げていくことにつながっていくことを期待しています。
“【報告】世界の遊びと衣装の出張博物館(さがみはら国際交流フェスティバル):2019年10月6日(日)” への1件の返信