私たち桜美林草の根国際理解教育支援プロジェクト(略称:草の根プロジェクト)が誕生したのは、今からちょうど20年前のことです。
多様化や変化が急激に進む21世紀を目前に、小中高校に総合的な学習が導入され、本格的に国際理解教育が行われるようになる、学校教育の大きな転換期でした。「大学とは地域を構成する一員であり、地域に支えられて存在するものである。大学は地域にひらかれ、積極的に知を還元すべきである。国際理解教育こそ、桜美林大学だからこできる地域貢献である。」そう考えた二人の先生、故・上山民栄先生(初代代表、本学名誉教授)と故・高橋順一先生(第二代代表、本学名誉教授)が立ち上げた本プロジェクトは、1997年6月28日に学内外の教育関係者を対象に公開研究会を開き、活動をスタートさせました。以来、本学留学生や世界各地の実物資料を活用したアウトリーチ教育活動を通じ、学内外のさまざまな現場の教育活動に貢献してきました。
このたび、20周年を記念した特別展示を開催いたします。
期間:2017年10月16日(月)~10月27日(金)
会場:町田キャンパス ①栄光館(えいこうかん)2階 ②図書館3階ラーニングコモンズ
※栄光館での展示は、大学祭期間中(11/4、5)まで開催予定です。大学祭以外の日曜日・祝日など大学授業がない日は閉館しています。図書館への入館は、図書館利用ができる方に限られます。また、ご見学の際は図書館開館スケジュールをご確認ください。町田キャンパスへのアクセスはこちらをご覧ください。
在学・在職中の学生や教職員はもちろんですが、保護者やご家族、卒業生、これから進学を考える中高生、地域住民のみなさまにも、ぜひご覧いただきたいと思います。また、図書館での展示は、図書館とのコラボレーション企画でもあり、展示とともにおすすめ図書の紹介もあります。日頃は手に取ることのないわくわくするような図鑑や百科事典などに出会うチャンスかもしれません。
この20年間の活動のあゆみ、本プロジェクトが多くの学生と共に積み重ねてきたチエ・ワザをさまざまなかたちでご紹介します。見る人が手を触れ、楽しむことができる参加型の展示になっています。世界の広さや異文化に触れ、その多様性を理解するきっかけになることでしょう。お近くにお越の際は、ぜひ足を止め、手に触れ、心がはずむ時間を!