【報告】異文化協働体験ワークショップ P② 草の根プロジェクト主催ワークショップ”世界の学校”

梅雨が明け、いよいよ夏本番となりました。小中高校ではすでに夏休みですが、その最初の週末7/22(土)、「世界発見こども広場」夏のスペシャルプログラム『世界の学校』を開催しました。これは相模原市教育委員会から後援を頂き、草の根プロジェクト主催で行う異文化協働体験ワークショッププログラムです。

楽しいクイズでふるさと紹介
留学生といっしょにインドすごろく「パチシ」

3年目の今回は、韓国・中国・台湾・モンゴル・ベトナムの留学生による学校文化クイズ、インドのすごろく体験と工作の2部構成。前半のクイズには、参観された保護者のみなさまも参加してくださり、会場が一体となりました。後半のすごろく体験では、留学生と子どもたちがグループとなり、遊び方を理解して実際に対戦しました。その後、本物をまねたすごろくボードを助け合いながら作ることができました。

インドすごろく「パチシ」を学ぶ子どもたち

すごろくの遊び方は、日本人学生メンバーが紹介しました。実は、この日のために半月ほど練習を重ねてきました。年齢幅が大きく発達段階が異なる小学生を対象にする場合、語彙や表現などのことば選び、話すスピードや間の取り方など、あらゆる工夫が必要です。草の根プロジェクトが目指すのは、すべての参加者が楽しく学べるように、まるで対話をしているようにインタラクティブな伝え方をすることです。留学生も日本人学生も、そのようなパフォーマンスに努め、練習・実践しています。くいいるように学生たちに注目し、耳を傾け、元気よく反応してくれる子どもたちにも助けられ、学生たちは本番で練習の成果を発揮することができました。

緊張の面持ちでやってきた子どもたちも次第に笑顔がこぼれ、帰るころにはすっかり打ちとけ、交流した留学生や日本人学生と握手やハイタッチをしたり、名残惜しそうに声をかけあったりしていました。「はじめは緊張していたけど、だんだん楽しくなっていった!」と、ふりかえりの会で話してくれる子どもたちもいました。「実はお兄さん・お姉さんたちもおなじ。みんなのおかげで楽しかったよ。」ありのままに自分自身をふりかえり、表現してみんなで共有する。とても大切な学びの活動であり、共生の一歩だと思います。

「世界発見こども広場」と題して行うこのワークショップは、本プロジェクト主催の教育活動で、通っている小学校や地域・地区を問わず、ひろく参加を呼びかけて行う特別版です。普段は、児童館や放課後こども教室、地区子ども会、課外活動(PTA行事、学校こどもまつり等)といった社会教育のみなさまにご協力をいただき、それぞれの現場で開催しています。「ぜひ、うちでも!」とご興味をお持ちになった方は、お気軽にお問合せください。

次回は10/1(日)に「世界の遊びと衣装の出張博物館プログラム」を予定しています。会場は桜美林大学第二国際寮(淵野辺駅南口より徒歩約3分)です。こちらは、年齢・学年等を問わず、みなさんご参加いただけます(定員なし・申込不要・入退場自由)。お友だちやご家族、みなさまお誘い合わせのうえ、お気軽にご来場ください。

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