世界の実物体験ワークショッププログラム

このプログラムは、草の根プロジェクトが世 界各国から収集した実物資料を教育リソースと して活用し、多様な体験を通じて学ぶワーク ショップを実施するものです。 このプログラムで実施するワークショップで は、実物資料を素材にしたさまざまな問いかけ に参加者がグループで取り組むことで、多様性への気づきを促すこと、異文化に対する興味・ 関心を育てること、また活動に取り組む中で他 者と協働することなどを学ぶ機会とすることをねらいとしています。

使用する実物資料は、参加者やねらいに応じて選 択します。このプログラムで最も頻繁に使用しているのが、上記の事例で使用している世界の 楽器やコマのコレクションです。コマは日本だけでなく世界各国にもあり、多種多様な形・回し方があります。コマを素材とした場合、

「これは一体何だろう?」
「コマであるならどうやって回すんだろう?」

といった問いかけで観察したり、考えたり、回そうとするアクションを促します。実物を手に同じグループの パートナーと試行錯誤することは、協働的な活動を通じて多くの気づきをもたらす刺激的な体験となることでしょう。このほかにも対象年齢・ 人数・会場等の条件に応じ、実物の特徴を活かした多様なワークショップを行います。

このプログラムは、地域の多様な現場のニーズや環境に、幅広く対応可能であることが大きな特徴です。学校では、総合学習における国際理解や、世界についての学習を始める際の第一歩に相応しいでしょう。また、社会教育の場においても、世界各国の実物を活用した楽しい学びの場を提供します。
とくに人気があるのは、ものづくりを含んだワークショップです。インドネシアの竹のコマやブラジルのチクタクというけんだま、各国で親しまれているマンカラというボードゲームなど、草の根プロジェクトが開発した工作を含んだワークショップも実施可能です。

2019年度より、本プロジェクトが訪問してワークショップを実施するアウトリーチ教育プログラムにおいて、学習者の発達段階や環境等に応じたパッケージメニューを用意しています。これは、ワークショップの内容や所要時間、対象人数等を具体的に示し、事前に各現場のニーズや事情に応じて検討しやすくするためのものです。メニューは今後随時追加していく予定です。以下の画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

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