おうちでめぐろう!世界遺産

世界遺産の基礎知識

バーチャルツアーに出る前に、まずは世界遺産の基礎知識について学んでおきましょう。
世界遺産とは、1972年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会で採択された「世界遺産条約」に基づいて、「世界遺産リスト」に記載された建造物・遺跡・景観・自然のことです。

「世界遺産条約」とは、正式には「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(Convention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage)といい、「顕著な普遍的価値」(OUV = Outstanding Universal Value)をもつ人類共通の財産として保護・保全することを目的に定められたものです。2021年8月現在、条約締約国は194ヶ国にのぼります。

世界遺産は、「有形の不動産」、つまり移動が不可能な土地や建造物を対象とし、以下の通り文化遺産、自然遺産、複合遺産という3種類に分かれます 。

  • 文化遺産:人類の歴史が生み出した記念物や建造物群、文化的景観など
  • 自然遺産:地球の生成や動植物の進化を示す地形や景観、生態系など
  • 複合遺産:文化遺産と自然遺産の両面の価値を兼ね備えているもの

世界遺産は、人類のかけがえのない宝といえる「人類共通の遺産」を、損傷・破壊などの脅威から保全・保護し、次の世代へと残していくために必要な国際的な仕組みであるといえます。(高山)