良き伝統として継続されている、「プログラム制」による博物館実習は、現在でも教員・学生双方が長時間確保できる曜日と時間帯にそれぞれ組まれ、実施されています。また、学芸員課程の運営は、現在も学群を超えた教員の協力によって進められています。

プログラムには、本学の建学理念に基づき、国際的視点を含めたものや、人格形成にもつながる、ものの見方・考え方、人との接し方などの視点を含めたものも少なくありません。

資格取得希望者の増加と、時代のニーズに対応して年々プログラムは充実し、その数は増加していきました。各プログラムは、学生がより履修しやすいように、現在では春・秋の各学期年2回開講するものが中心となっています。

一つのプログラムは、原則半日単位(2~3コマ連続)で、3日間で終了できるようにしています。設定に当たっては、なるべく学生の授業と重ならない曜日・時間帯が選べるように工夫し、学生にとって手間がかかり面倒と思われがちな実習に、履修のしやすさを配慮しています。その結果、毎年ほぼ100%の受講率を達成し、学生の個性に応じた細かな指導も好評を得ています。

学内実習風景

人文資料の取り扱い
博物館学資料の調査と研究
写真術の基本
“モノ”から“資料”へ
石仏調査の方法
多摩ニュータウンの景観調査