「博物館学芸員」は、博物館・美術館・文学館・科学館・動物園・植物園・水族館などで、資料の収集・保存、調査・研究、展示・教育を行う、専門的職員となるための国家資格です。
資格取得の仕上げの必修科目となる「博物館実習」は、本課程の最も大きな特色となっています。実習は学外の博物館の現場でも行いますが、学芸員になるための基本的技術は、学内の実習によって習得します。
本学では、1995年の課程創設当初から、学生自身が実習メニューを選べる「プログラム制」(現在は13名の教員で約50のメニュー)とし、定員も8名以内の「少人数制」とするなど、質の高い実践対応型の学芸員養成を進めています。
この取り組みは、学外からも高く評価され、本学の先取的な学芸員養成の取り組みは、日本全国の学芸員養成課程を牽引しています。
博物館実習設備も充実
視聴覚実習機器や展示機材のほか「モバイルプラネタリウム」など、新しいスタイルの実習施設・設備を導入しています。多彩な実習プログラムの中から、自分の興味や志望進路に合ったものを選択することが可能で、博物館に対する社会的ニーズの変化に合わせ、実践的に学んでいきます。
学芸員の多彩な業務にも対応
展示の実務や資料の調査・整理などの基本的実務だけではなく、バリアフリー展示やハンズ・オン教育の方法、ポスターやカタログのデザインなど、博物館学芸員に求められる各種スキルの習得も重視しています。学内にある資料展示室の案内チラシも、実習の成果を活用しています。