当センターについて

センター長写真_R研究機能の強化、活動の継続性、連携の構築を柱に 

 

大学教育開発センター長 兼 FD・SD部門主任
心理・教育学系/大学アドミニストレーション研究科 教授
鈴木 克夫

 

 このたび、山本眞一前センター長の後任としてセンター長に就任いたしました。また、当面は、FD・SD部門主任を兼ねさせていただくことになりました。微力ではありますが、皆様のご期待に応えるべく、努力してまいりますので、ご支援のほどお願い申し上げます。

 当センターは、本学の授業(大学院の研究指導を含む)の内容および方法の改善を図るための組織的な研修および研究を支援・推進すること、ならびに本学の教育活動等の状況を明らかにして、広く国内外の理解と支持を得るための諸施策を支援・推進することを目的として、2008年度に設置されました。以後、FD(教員の能力開発)、SD(職員の能力開発)、IR(情報の評価・分析)の三つの活動を通じて、本学の教育改善・改革に寄与するよう努めてまいりました。私事ではありますが、設置当初はIR部門主任として『Fact Book』の刊行に携わり、山本前センター長のもとではFD・SD部門主任としてFD・SDに関するシンポジウムの企画を担当させていただきました。

 センター長就任にあたり、これまでの8年間にわたる研究員としての経験を踏まえ、以下の3つを運営方針として掲げさせていただこうと思います。第一に、研究機能の強化です。研究員の皆さんは、それぞれが「研究」を行い、その成果を学内外に発信することで「業績」を残してほしいと考えます。第二に、活動の継続性です。センターでは、シンポジウムの開催や『Fact Book』をはじめとする刊行物の発行、他大学への視察・訪問、研修会等への参加など、多くの業務がありますが、それらを単発で終わらせず、一貫した問題意識のもとに継続的な活動として取り組んでもらいたいと思います。第三に、学内の各教育組織および事務組織、あるいは他大学、他機関との連携の強化です。センターは、単独では力を発揮することはできません。連携することで、両者にとってメリットが発生するようなWin-Winの関係を築いていく必要があると考えます。

 以上の方針のもと、すべての教職員の皆様とともに、本学の教育改善・改革のためのさまざまな課題に取り組んでまいりたいと存じますので、暖かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。