A 地震のマグニチュード(M)とエネルギー(E)の関係と地震のマグニチュード(M)と地震の発生回数(N)の関係を組み合わせて計算すると,マグニチュードがMの地震によって放出される総エネルギー(TE)がもとめられる.すなわち,(1回ごとの放出エネルギー)×(回数)で求めたマグニチュードが,Mの地震によって放出される総エネルギー(TE)は,Mが1だけ大きくなると何倍になるか.
B Aのことから考えて,小さな地震が数多く起これば,大きな地震が起こらないといえるか.
C 最大級の地震のV(地震体積)を,100Km(東西方向)×100Km(南北方向)×30Km(鉛直方向)と考えれば,この体積の中に蓄積しうる限界の『ひずみエネルギー』は何Jになるか.ただし,岩石に蓄積しうる『ひずみエネルギー』は,103 J/m3とする.また,この値と最大級の地震の放出するエネルギーを比較してみよ.