Windows に Eclipse + R を導入する

• R の導入

  R は統計パッケージとして知られています。しかし、柔軟なプログラミングができることから、様々な計算に利用できます。

  1. 本体の導入

     統計パッケージ R を導入する。CRAN と呼ばれる R 関連サイト(とそのミラーサイト)がある。
     日本には筑波大学にCRANにある。
     

     1. 上記リンクをクリックし、新しい Window で CRAN のホームページを開く。
     2. "Download and Install R" の "Windows" を選びクリック。
     3. "base" をクリック。
     4. "R-2.7.0-win32.exe" をクリックしてダウンロード。その後、これを実行してインストール。
        質問をいくつか答えなければならないが、特に迷うような質問はないと思う。

  2. パッケージの導入

     Windows Vista で新たにパッケージを導入しようとする場合には注意が必要である。
     起動時に、R のアイコンを左クリックし、"管理者として実行(A)…"を選んで実行する。

     1. タブのパッケージをクリック。"パッケージのインストール"を選ぶ。
     2. CRAN のミラーサイト"Japan(Tsukuba)" を選んで "OK" をクリック。
     3. パッケージ一覧が表示されるので、希望するパッケージを選んで、"OK" をクリック。

     以上で導入される。odesolve と rJava を入れておく。
     odasolve を使って微分方程式を数値的に解くページ も参照のこと。

• Eclipse の導入

  Eclipse はプログラミングを行うためのサポートを行うソフトです。
  "統合環境"などとも言われています。プログラミングと、実行と、デバッグ(修正)を行えるからです。
  R のプログラミングを Eclipse 上で利用します。Eclipse の公式サイトはこちらです。

  1. 7-zip の導入

     Windows 標準の圧縮ファイル解凍ツールは正常に動作しません。まず、7-zip を導入します。

     1. 7-zip のホームページにアクセスする。
     2. 最新版の .exe ファイルをダウンロードし、これを実行する。

  2. 本体の導入

     Eclipse は、JRE (Java Runtime Environment, Java 言語実行環境(?))の上で実行されます。
     そこで、JRE も入れなければなりません。また、開発は英語で行われています。日本語対応は遅れがちです。
     ところが、これらの問題を簡単に解決してくださっているサイトがあります。 http://mergedoc.sourceforge.jp/です。

     1. 上記リンクをクリックし、新しい Window で Eclipse のホームページを開く。
     2. "ダウンロード" の欄の " Pleiades All in One 日本語ディストリビューション （ZIP）" から、
        "Eclipse 3.3 Europa" をクリックします。
        最新版は "Ganymede" です。しかし、後述の "StatET" が現時点(2008-06-26)では、
        Eclipse 3.3 Europa にしか対応していません。
     3. いろいろな種類の Eclipse のパッケージが表示される。
        "JRE 付き" "Java" に該当するフォルダのアイコンをクリックして
        ZIP ファイルをダウンロードする。(630MB 近くあります。)
     4. これをクリックして 7-zip で展開する。
        繰り返しますが、Windows 標準の解凍ツールでは正しく解凍できません。
        圧縮されたファイルを展開する際に、注意が必要です。

  3. R 用のプラグイン StatET の導入

     Eclipse で R のプログラミングを行う際、StatET というプラグインを導入すると好都合です。
     StatETのホームページはこちらです。以下、該当ホームページを参照しながらわかった導入方法です。

     1. Eclipse を起動する。
     2. ヘルプ -> ソフトウエア更新 -> 検索およびインストール　を選ぶ。
     3. "インストールする新規フィーチャーを検索" を選び、"次へ"をクリック。
     4. 右側から "新規リモート・サイト" を選ぶ。
     5. 名前 に "StatET" を、URL に "http://www.walware.de/eclipseupdates/" を入力して終了する。
     6. ライセンスの問題を確認してくるので、確認してインストールする。
     7. Eclipse を起動しなおす(必要はないかも)。
        上部のタブから "ウィンドウ" -> "設定" -> "StatET" -> "R 相互作用" -> "R Environments" を選ぶ。
     8. 右側の "Add..(A)" を選ぶと、名前のところに "R" と表示される。 Location の枠について、右側の+印をクリックすると、
        "Try Find Automatically" が現れるので、それをクリック。 自動的に、R の実行ファイルが指定される。
  4. Eclipse + StatET + R で R のプログラミング

     ここまでで力が尽きてしまった。使い方の解説を見てほしい。