ベルムナイト
解説
 
ベルムナイトは、アンモナイトと同様に頭足類に属するが、こちらはイカの祖先にあたる。体内には3部分に分かれた殻(甲)をもち、その一部の鞘が化石として多産する。石材面には、その長軸方向に直角に切った断面が円形、斜めに切った断面が細長い楕円形状として表れる。古生代石炭紀に出現し、古生代ジュラ紀・白亜紀に繁栄し、新生代はじめに絶滅した。
アンモナイトの入っている石材の中に、細くすじの多く入った長さ数センチの細長い楕円形状のものや、同心円状のすじの入った直径1センチくらいの円形のものが見られることが多い。