ワークショップメニューに関するFAQ

Q.「ワークショップ」って、何ですか?

A.ワークショップとは学習方法(教授法)のひとつで、学習者主体の参加・体験重視型の学習活動のことです。ワークショップは、学習者の参加なくして成り立ちません。 学習者がそこにいる(出席している)のではなく、自らの五感を使って「感じる→考える」能動的な体験活動にチャレンジするアクティビティで構成してあります。そして、各アクティビティは、学習者と実施者(ファシリテーター)、学習者同士の間には、コミュニカティブで協働的な活動が展開されるようデザインしてあります。これが草の根プロジェクトのワークショップです。

Q.草の根プロジェクトのワークショップは、どんな授業ですか?

A. 現在、草の根プロジェクトが公開しているワークショップ型のプログラムは3つあります。留学生(=ヒト)と関わるもの「国際学生訪問授業ワークショップ」、世界各地のさまざまな実物資料(モノ)に触れるもの「世界の実物体験ワークショップ」、そして、 実物資料(モノ)を介して 、留学生(=ヒト) だけでなく他の参加者とも協力してグループ活動に取り組むもの「異文化協働体験ワークショップ」です。各プログラムの主旨や概要、ご利用方法などはこちらのページをご覧ください。

Q.ワークショップのプログラム、何か変わってしまうのですか?

A.前述の3つのワークショップ・プログラムは、それぞれ基本的な主旨や目的は変わりません。「ヒト」との交流活動か、「モノ」の体験活動か、「ヒト×モノ」で協働活動か。まずは、対象となる児童・生徒・学生に、どのような学びの場・機会を設けてあげようか、教職員のみなさんご自身でお考えになってみてください。そのなかで、私たち草の根プロジェクトにご相談いただければと思います。目安となる年齢・学年の発達段階の特徴や課題を念頭に置きつつ、実際にワークショップの対象となる子どもたちの実態や背景などとをうかがい、十分に把握・理解を深めたうえで、「この子たちにはこれがベストでは」というワークショップのメニューと具体的な活動内容をご提案させていただきます。このワークショップのメニュー情報は、ご依頼くださる先生方がダイレクトでアクセスしていただくこともできるよう、本ホームページ上にも公開する予定です。お問合せの段階から、より具体的なご質問・ご相談をしていただけるようになります。また、 ワークショップのパッケージメニューは今後も開発・公開していきます。こうした工夫によって、より多くの教育現場の支援につながることを期待しております。

Q.なぜ、ワークショップをパッケージメニュー化したのですか?

A.草の根プロジェクトは、学びの主役である子どもたちの学び・育ちを支援するリソースであり、教育現場や教職員のみなさんを支援するリソースであると考えています。リソースとは、教育/学習の材料です。「先生方の教育活動の計画や実践の助けとなるには、もっと役立つリソースになるには」と考えたとき、ワークショップの中身が具体的に提示されていれば、より明確なイメージをもって学びづくりができるでしょうし、より具体的なご相談をしていただけるのではないかと思ったのです。

これまでは、ご依頼いただく現場の教職員のみなさんのご要望を第一に、それぞれの現場でいずれかのプログラムを実施していました。現場のみなさんが学びづくりの主体であるので、そのご希望に沿ってワークショップを企画・実施することは、とても自然なことです。その理念・方針は、本プロジェクト設立当初より一貫しているものです。そのうえで、各現場の子どもたちの実態や背景などを丁寧にうかがい、また、先生方のねらいや願いなども共有し、ワークショップの活動内容や方法、その教育的な意図などをお伝えしていました。 今後、パッケージメニューをご案内するようになっても、事前の打合せは変わらずしますし、そのなかで丁寧にお話をうかがい、こどもたちのために最もよい学びづくりをするスタンスには変わりありません。

Q.いつでも来てくれるのですか?

A.エデュケーター(教職員)や 参加する学生たちの大学授業・業 務、他の依頼現場での活動などスケ ジュールを調整しながら訪問してい ます。事前の打合せで日程調整をご 相談させてください。大学の授業・ 業務とのかねあい、長期休暇(2~ 4月、8~9月)で学生が帰省・帰 国する時期などの諸事情により、ご 希望にお応えできないこともありま す。プログラムの種類や活動内容に もよりますが、留学生の参加が必須 のワークショップが実施可能な時期 は5月下旬~7月上旬、10 月中旬 ~ 12 月上旬となります。

Q . 誰が企画・実施・進行 をやってくれますか?

A.ワークショップおよび出張博物館の企画・実施、当日の実施運営・進行、学生指導など、エデュケーター(学びづくりの専門教職員)がすべて責任を持って務めます。

Q.自分たちが考えた授業案でやってほしいのですが。

A.学習のねらいや願いなどを打合せでうかがい、相談しながら当方で内容を決定します。アウトリトリーチ教育プログラム以外の学生の派遣や依頼者の来訪インタビューなど、個別の要望にはお応えできません。ご了承ください。

Q.当日、依頼した教職員は何をしたらいいですか?

A.まず、草の根プロジェクトが到着するまでに打合せで確認した必要な物・会場の準備を整えておいてください。また、開始予定時刻にスムーズに授業を始められるよう子どもたちをご指導ください。その後は、教職員のみなさんもワークショップの参加者として、子どもたちと共に活動へ参加してください。当日の先生方の役割は、よき学習者であるとともに、学習支援者です。ご理解・ご協力をお願いします。

Q.ホームページや学校・学年・学級だよりなどで活動報告の記事や写真を掲載・公開していいですか?

A.授業実施者または資料提供協力者として、「桜美林草の根国際理解教育支援プロジェクト」と明記してください。学生の氏名や写真の掲載につきましては、実施日当日、学生本人より直接承諾を得たうえでお願いします。