【コラム】学而事人と草の根プロジェクト②留学生がいるからできること

学内外の教育現場からの要望に応じて支援を行う本プロジェクトのアウトリーチ教育プログラム。多様な現場における学生の活動を「学而事人」の実践としてシリーズでご紹介しています。前回は、世界各国の実物資料を活用したワークショップや出張博物館における学生の活動についてご紹介しました。2回目となる今回は、アウトリーチ教育プログラムの中でも留学生の存在が絶対不可欠な2つのワークショッププログラムと、そのなかで留学生が果たす役割についてご紹介します。

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【報告】2019年12月11日(水)に町田市立武蔵岡中学校で国際学生訪問ワークショッププログラムを実施しました

対象・現場に応じた学びづくり

同校では10年以上にわたり、このワークショップを実施しています。同校の毎年恒例の学校行事として位置づけられています。3学年とも小学校からずっと単級で育っており、全校生徒と先生方をあわせても100名に満たない小さな学校です。そのため、子どもたちは多くを語らずとも、真に耳を傾けなくても、おおよそ事が足りてしまうような、そんな関係性ができあがっている集団です。とても素敵な仲間・環境ですが、それは今だけです。中学を巣立ち、生きる世界を広げていく子どもたちが、自分とは異なる他者と互いを思いやり、心から耳を傾け、一人ひとりがもっと積極的に深く集団に参画・協働する力を、同校では育まなければならないのです。そんな学びの機会・場となるようにと、同校の先生とは今でも毎年打合せを行い、綿密に情報交換し、全校態勢でこの学びづくりに取り組んでいます。

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【報告】2019年11月22日(金)国際学生訪問ワークショップP:町田市立町田第三小学校

去る11月22日(金)草の根プロジェクトで活動する留学生3名とともに 東京都・町田市立町田第三小学校を訪れ、国際学生訪問ワークショップを実施しました。一昨年前よりご依頼を受け、毎年この時期にうかがうようになって3年目です。同校では、来年2020年に開催がせまった東京オリンピック・パラリンピック教育の一環として、高学年を中心に世界の国々について学習するカリキュラムを展開しているそうです。五輪大会が地元開催されるから国際/異文化理解教育を行うのではなく、子どもたちが生きるうえで必要な「人や物事の多様性の理解」と「他者との相互理解」の力を育てる教育活動を継続的に取り組んでいきたいという強い願いをお持ちです。そのねらいの実現の一助となるべく、今年度も6学年の子どもたち90名ほどを対象にワークショップを実施しました。

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【報告】国際学生訪問ワークショップ(青梅市教育委員会国際理解講座):2019年7月13日(土)

2019年7月13日(土)に青梅市教育委員会国際理解講座として国際学生訪問ワークショッププログラムを実施しました。これは、年間20回開催される連続講座のうち、6月22日(土)に続いて本プロジェクトが担当する2回目となります。

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【報告】国際学生訪問ワークショップ実施(町田市立忠生小学校):2019年6月19日

2019/6/19(水)東京都・町田市立忠生小学校4学年:総合的な学習の時間における国際理解教育(60分)

町田立忠生小学校で4年生(3学級99名+学級担任ほか4名)を対象にワークショップを行いました。同校では、例年4年生の総合的な学習の時間における国際理解教育の一環として、私たち草の根プロジェクトが「国際学生訪問授業ワークショップ」を実施しています。今年度はモンゴルと中国の学生2名とエデュケーターが訪問し、国際理解の学習の「はじめの一歩」となるような楽しい学びをお届けしました。

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【報告】国際学生訪問ワークショップ(神奈川県立相原高校):2019年5月29日

2019/5/29(水)神奈川県立相原高等学校総合ビジネス科3年生(60分) 

「国際理解教育支援」という大きな看板を掲げる私たち草の根プロジェクト。実は、子どもたちが人生を考える学びのお手伝いにも携わっています。今回はそんな大変ユニークなワークショップの報告です。

さる5月29日(水)本学キャンパスに20数名の高校生がやってきました。神奈川県立相原高等学校総合ビジネス科の3年生です。草の根プロジェクトが同校の教育活動へ協力を始めたのは、今から14年前にさかのぼります。その頃より、留学生との協働的な交流学習を行っています。なんと100名を超える留学生メンバーが、相原高校の生徒を対象にしたワークショップに参加しました。

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【お知らせ】ワークショップ・プログラムがパワーアップ!発達段階や環境等に合わせたパッケージメニューを公開します

草の根プロジェクトは、独自のリソース「ヒト(人的資源)」「モノ(世界の実物資料)」「シエ・ワザ(知的資源)」を効果的に活用し、国際/異文化理解や多文化共生の教育を支援しています。設立して20数年、学内外に開かれたリソースセンターとして、さまざまな現場で多くの人々の学びをサポートしてきました。その支援の具体的なかたちとして、5つのアウトリーチ教育プログラムをご案内しています。

さて、そのアウトリーチ教育プログラムが、このたびパワーアップします!新たにご提案するのは、各年齢・学年の子どもの発達段階や課題を考慮したさまざまなメニューです。「このワークショップは、どんなアクティビティで構成されているのか」中身がよりはっきり具体的に見える、いわば ”パッケージ” メニューです。

現場の教職員のみなさんは、年間・学期、あるいは単元の学習計画を見通して、私たちのワークショップの時間を組み込んだり、前後の学習活動とあわせた指導・支援の方策を考えたりできるようになると思います。さまざまな教育現場と草の根プロジェクトの学びづくりがより連関され、相互の強みがより発揮されることが期待できるでしょう。そんな可能性をわかちあい、共に教育活動に取り組めるパートナー的な関係性になれれば、私たち草の根プロジェクトは大変嬉しく思います!

下記の画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

 

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【お知らせ】新年度(2019年度)各種アウトリーチ教育プログラムについて

暖かな日差しがふりそそぎ、ふくらんだ桜のつぼみが花開くときを待っています。今年度も多くの学校/社会教育、多文化共生のまちづくりに取り組む自治体や団体・組織など、さまざまな現場のみなさまよりお問合せや協力依頼をお寄せいただき、たくさんの学びづくりを実践することができました。心より感謝いたします。

5つのアウトリーチ教育プログラムの今年度のご依頼は、すべて受付を終了し、来年度のご依頼に関するお問合せを開始しております。すでに実施日程やプログラム・活動内容等について、ご相談を進めている現場もあります。来年度の学習/教育・事業計画をされているみなさん、草の根プロジェクトについての疑問・質問・相談などありましたら、どうぞお早めにお問合せください。

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【報告】町田・相模原市立小中学校3校で国際学生訪問ワークショップを実施しました

本プログラムにおいて留学生が果たす役割は、英語をはじめとする外国語の指導、事典にあるような母国の情報や伝統芸能の紹介・披露をする存在ではないというのが大きな特徴といえます。多様な背景の留学生との交流を通じ、「聴く」ことと「協働」することの大切さを学ぶことが、このプログラムのねらいです。これらは、自分とは異なる他者との相互理解(国際理解や異文化理解)と共生に必要な力です。高度情報社会の今日、子ども向けの素晴らしい図書資料や最新のグローバルな情報によって、世界中の国・地域の知識や情報を手に入れることは容易にできますが、「聴く」「協働」といった資質や能力を身につけることは、他者との関わりでなければ育たないのではないでしょうか。

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【報告】10/31(水)国際学生訪問ワークショップP:相模原市立谷口小学校

10/24(水)神奈川県・相模原市立谷口小学校 6学年「総合的な学習の時間-国際理解教育」(60分)

同校でのワークショップは今年度が初めてでした。同校6学年の先生が総合的な学習の時間における国際理解教育について計画しているなかで、私たち草の根プロジェクトのことを知り、ご相談をいただきました。本プロジェクトでは、これまでに連携・協力した学校/社会教育等の現場に限らず、町田・相模原市の小中学校すべてに資料をお送りしています。また、各現場での活動報告についてもホームページでお知らせしています。そのような情報をキャッチしていただき、双方の活動のねらいや主旨などがマッチした結果、今回ワークショップを実現することができました。現場の先生や関係者の方々の開かれた目、そして、未知のこと・新しいことに関心を持ってアクセスしてみる開かれた心。学びづくりの鍵と言えるのかもしれません。

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