【報告】世界の実物体験ワークショップ(町田市立図師小学校ずしっ子いいとも):2019年7月31日(水)

2019年7月31日(水)に町田市立図師小学校の「ずしっ子いいとも」からのご依頼で世界の実物体験ワークショッププログラムを実施しました。「ずしっ子いいとも」は、町田市放課後等子ども遊び場見守り事業「まちとも」の図師小学校における名称で、日頃から子どもたちの居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます。今回は、夏休み中の特別活動としてご依頼を受け、世界のけんだま、コマ、すごろくの体験と工作を体験するワークショップを実施しました。

へびとはしごを遊ぶ子どもたち。それぞれの駒がはしごを登ったり、へびで落ちたりするたびに歓声をあげながら楽しんでいました。

今回、活用した実物資料は、以下の通りです。

  • 世界各国のけんだま20点
  • インドネシアの竹製コマ5点
  • インドのすごろく「へびとはしご」4点
  • 韓国のすごろく「ユンノリ 」

今回は前半と後半に分け、二部構成で活動しました。前半は上記の遊び道具を自由に体験し、後半は一人一点ずつ本プロジェクトが制作した「へびとはしご」の工作キットを使ってオリジナルのすごろくシートを作成しました。はじめのイントロダクションで、本プロジェクトについて紹介し、実物資料を大切に扱うことをみんなで約束してから活動を始めました。

インドネシアの大型竹製コマが回る様子に見入る子どもたち。コマが鳴らす音を聞こうと、コマのすぐそばまで耳を近づけていました。

前半のイントロダクションでは、室内に配置したけんだま、へびとはしご、ユンノリ 、インドネシアのコマの4つの遊び道具を移動しながら紹介しました。それから50分程度を自由に体験する時間とし、子どもたちはそれぞれの興味に応じて室内を自由に動いて体験しました。

説明用のへびとはしごで遊ぶ子どもたち。
へびとはしごの工作の様子。へびとはしごを切り抜き、 「どうすれば面白くなるか」と 考えながら貼り付けていました。

後半は冒頭の写真のように、ホワイトボードを使ってへびとはしごの遊び方を全員で確認しました。それから、へびとはしごの作り方を紹介し、工作活動に入りました。どの子もみんな集中して作業に取り組み、にぎやかな前半とは一転、室内は静かになりました。

子どもたちが慣れ親しんだ空間で本プロジェクトの活動を行うことで、異文化に親しむ非日常的な体験が子どもたちへもたらされたのではないかと思います。学校の授業ではなく、放課後や長期休暇中の子どもたちの楽しい体験を通じた学びの場として、こうしたアウトリーチ教育プログラムは有効です。今回のような社会教育や地域の活動のみなさんにも、ぜひ私たちのプログラムを活用して頂ければと思います。

今回の実施メンバー。エデュケーターの岩本・清水と学生4名で実施しました。

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