桜美林大学リベラルアーツ学群
数学専攻(基礎数理専攻数学分野)数理科学研究室担当
榮田厚彦のホームページへようこそ
職種
桜美林大学教授
専門
数理物理における偏微分方程式、超局所解析学 、一般化された関数
受験生・学生のみなさんへの一言
数学を学ぶと世界観が広がります。数学は自然科学だけでなく、人文科学、社会科学にも
広く活用されていて、すべての学問の基礎であり、学問の幅を広げるものとも言えるでしょう。
計算手法や公式を暗記するだけが数学と思い込まずに、一歩一歩理解を深めて欲しいと
思います。
主な担当科目(予定も含む)
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微分積分学
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数学演習
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解析学
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幾何学
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リベラルアーツセミナー
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自然科学基礎(関数とグラフ)
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微分積分学入門
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専攻演習I・II
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基礎数学I・II
数理科学研究室が扱うテーマの紹介
【解析学系】 解析学とは、変化する量を扱う数学分野で、微分積分を主に駆使する分野です。波の伝播を表すにも熱の伝導を表すにも解析学の知識が不可欠です。自然現象を記述するのに微分方程式が活躍しますが、解の存在などを議論するのにどこの関数で考えるかは重要です。そのためには関数解析学の基礎を学ぶことも必要です。
【幾何学系】 幾何学の主なテーマの一つは図形を分類することです。連続変形で移り合うものを同じと考えて分類する分野を位相幾何学と言いますが、そのためには集合論、位相空間論、道のホモトピー、基本群などを基礎として学ぶ必要があります。また、滑らかな曲線や曲面を考察する分野が微分幾何学です。
【数理物理学系】 20世紀の物理学における偉大な発見として、相対性理論(座標系に依らない物理法則)と量子力学(ミクロの世界の物理法則)がありますが、これらは数学の進展なくしては語ることができません。また、同時に、数学の発展も促しました。主に数学の立場からこれらの発見の意義を考察することは現在でも意味のあることです。解析学や幾何学を駆使してこれらの分野をトピック的に研究します。
[注意] なお、これらのテーマは厳密に分離されて扱われるというわけでは必ずしもなく、学生の皆さんの興味・知識の進展に応じて、テーマの比重が変わることをあらかじめ申し上げます。
数学専攻(基礎数理専攻数学分野)数理科学研究室への配属と卒業のためのロードマップ
数学専攻(基礎数理専攻数学分野)メジャー取得で卒業するために必要なこと(他にも要件がありますので履修ガイドで確認して下さい)
【コア科目】
キリスト教入門、口語表現I、文章表現I、英語コアIA、英語コアIB、英語コアIIA、英語コアIIB、コンピュータリテラシーI(16単位)
【基盤教育】
キリスト教理解科目区分4科目のうち1科目、リベラルアーツセミナー、学問基礎4分野4科目、専攻入門1科目、他4単位(18単位)
【外国語】
同一言語8単位または同一言語4単位を2言語
【専攻学習または専攻科目(数学専攻(基礎数理専攻数学分野))】
専攻プログラム科目(40単位)
【自由学習または自由選択】
自学群専攻科目・他学群専攻科目・基盤教育院科目・他大学科目等(42単位)
数理科学研究室(専攻演習I・II)までに履修を勧めたい専攻科目
数学概論、物理学概論、化学概論・生物学概論・地学概論3科目のうち1科目、線形代数学、微分積分学、数学演習、力学、電磁気学、物理学実験I(26単位)
数理科学研究室から卒業までに履修を勧めたいその他の専攻科目
代数学、幾何学、確率論と統計学、離散数学、解析学、量子力学、統計物理学、物理学実験II(30単位)
[注意] 専攻演習I・IIは自由学習または自由選択の科目です。専攻プログラム科目の履修に当たっては先修条件に充分注意して下さい。また、中学校・高等学校数学科教員免許状のための課程を設置しました。興味のある人は別途ご相談下さい。なお、ここでは反映しておりませんが、2012年度入学生からカリキュラムが変更になりましたので2012年度以降の入学生は別途履修ガイドで確認して下さい。
連絡先
eida@obirin.ac.jp 理化学館5階 ST52号室
リンク集
セルビア共和国ノビサド大学理学部数学科教授 Stevan Pilipovic
アメリカ合衆国ウェイクフォーレスト大学理学部数学科教授 Richard D. Carmichael